「反省の多いゲームだった」痛恨の逆転負けを喫した徳島、監督代行の甲本ヘッドコーチが挙げた敗因は?

2021年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始2分の先制弾も勝利につなげられず

いまだ来日できていないポヤトス新監督に代わって指揮を執る甲本ヘッドコーチ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ4節]徳島1-2福岡/3月13日(土)/鳴門大塚

 ホームで痛恨の逆転負けに、監督代行からも反省の弁が口を突いた。

 J1リーグ4節の徳島ヴォルティス対アビスパ福岡の一戦は、開始2分にホームチームが幸先よく先制。渡井理己のスルーパスに反応した宮代大聖のシュートのこぼれ球にエースの垣田裕暉が詰め、ネットを揺らした。

 しかし、その後は藤田征也のクロスバー直撃のFKなどチャンスはあったものの活かしきれず。すると、53分にエミル・サロモンソンに同点弾を許し、68分にはPKを献上してこれを金森健志に決められてしまう。反撃に出る徳島は最後までゴールに迫るものの決め手を欠き、1-2の逆転負けを喫してしまった。

 試合後、取材に応じた監督代行の甲本偉嗣ヘッドコーチは、「前半いい形で先制できて、その後も何度かチャンスがあったが、決めきれずに相手の時間帯を作ってしまった」とチームの決定力不足を悔やんだ。さらに「後半に相手が風上に立った時に、僕らがしっかりボールを握れなかったなかで失点してしまった。反省の多いゲームだったと感じている」と、失点は風下で主導権を失った状況で起こった分析した。

 前半はポゼッションで圧倒的に上回り、ゲームを優位に運んだが、後半にそのいい流れは持続しなかった。その要因を甲本ヘッドコーチは次のように語った。
「やはり決めきるところで決めないと相手の時間になってしまう。そのなかで相手の時間が来た時にどう返していくのかは、これからの課題」

 これでリーグ戦は2分け2敗に。初勝利はまたもお預けとなってしまったが、「下を向いてもしょうがない。チーム一丸となって、次のゲームに向かっていきたい」と代行指揮官は前を向いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】徳島MF渡井理己の見事なトラップから、最後はエース垣田裕暉が先制弾!

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