鹿島アントラーズのザーゴ監督が３月12日にオンラインで取材に応じ、13日に行なわれるJ１リーグ４節・サンフレッチェ広島戦で勝利を掴むためのポイントを明かした。

　前節の湘南ベルマーレ戦は、荒木遼太郎の２ゴールなどで３-１と快勝。今季リーグ戦初勝利を飾った。指揮官は、「前半のラストパスの精度でうまくいかなかったところは改善の余地がある」としながらも、試合全体の内容については、「結果に相応しい内容を示すことができた」と満足気に話した。

　ここまで、ルヴァンカップを含めて公式戦は２勝１敗。開幕節の清水エスパルス戦では１-３の敗戦とスタートダッシュに失敗したものの、直近は２連勝と立て直しに成功したように見える。しかし次戦の相手も、前節のリーグ戦で初勝利を掴み勢いのある広島。ザーゴ監督は広島戦で警戒すべきポイントを次のように挙げた。
 

「サンフレッチェさんは、非常に守備的で、セットプレーで強さを発揮してくる。比較的身長が高いチームでもあるので、そこは警戒しなくてはいけない。大事なのはしっかりとした試合の入り方、そして最後まで集中を切らさず、一瞬たりとも相手に隙を与えないという部分を意識していきたい」

　先制しながらも惨敗を喫した、開幕節・清水戦のような失敗を繰り返さぬよう、90分間を通して集中力を保つことを強調した指揮官。「それができれば自ずとリーグ戦の２勝目、そして勝ち続けるというところを表現できると思います。このホームの試合を無駄にしてはいけない」と語気を強めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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