「少しでも成長した姿を見せたかった」清武弘嗣が恩返しの決勝弾! ロティーナ前監督への熱い想いを吐露

2021年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤84分に決勝ゴール。3試合ぶりの勝利に大きく貢献

今季初ゴールが決勝弾となった清武。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 桜軍団のキャプテンが大仕事をやってのけた!

 J1リーグは3月10日、各地で3節の9試合を開催。ヤンマースタジアム長居では、セレッソ大阪対清水エスパルスの一戦が行なわれ、C大阪が2-1で勝利を収めた。

 ロティーナ前監督をホームに迎えた一戦は、序盤に先制を許す苦しい展開。22分に西尾隆矢のプロ初ゴールで同点としたものの、後半も立ち上がりは押し込まれるなど一進一退の状況が続いた。そんななか、1-1で迎えた終盤の84分に清武弘嗣が魅せる。

 右サイドから坂元達裕がファーサイドへクロスを供給すると、10番を背負うキャプテンが身体を倒しながら右足でボレーシュートを放つ。これが日本代表GK権田修一が守るゴールに突き刺さり、C大阪が逆転に成功。ホームチームが逆転勝ちで3試合ぶりの白星を挙げた。

 試合後の取材に応じた清武は、「タツがよく見てくれたので、僕は当てるだけだった」とゴールシーンを振り返ると、恩師との対決となった試合には次のように熱い想いも語った。
「去年まで指揮していただいた監督との試合だったので、特別な試合でした。少しでも成長した姿を見せたかった」

 一方、クルピ新体制となって、より攻撃的なスタイルへ舵を切った今季のチームに対しては「より前に前にボールを付けられるようになったし、(昨季より)もっと攻撃的にいっている、成長しているチームだと思う」と手応えを得ているようだ。

 ただし、3試合ぶりの白星にも浮かれる様子はない。「一歩ずつ、少しずつ積み重ねるしかないし、チャレンジの気持ちを持って頑張りたい」と次節以降への意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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