「韓国代表にとっても有益」日韓戦実現の“メリット”に現地記者が言及!「ソン・フンミンの招集は…」

2021年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「国内組だけでも2次予選は突破できるはず」

E-1選手権で対峙した日本代表と韓国代表。このときの日本は、”国内組”を主力としていた。 (C)SOCCER DIGEST

 日本サッカー協会(JFA)は3月10日、日本代表が今月25日に日産スタジアムで韓国代表と親善試合を行なうことを発表した。

 この一報は、韓国でも反響を呼んでいる。現地英字新聞『The Korea Times』のジョン・デュラデン記者は「本来ならば数日後、韓国代表活動のための準備が本格的に始まるはずだったが、流れてしまった」と綴っている。

「6月には2022年カタール・ワールドカップのアジア2次予選が控えているが、世界的なパンデミックにより、先行きは不透明な状況が続いている。

 アジア2次予選と最終予選は、伝統的なホーム&アウェーではなく、ハブ都市で集中的に開催されることになる見通しだ。そんななか、幸いにも国内リーグ(Kリーグ)は開幕し、パウロ・ベント代表監督は選手を見て選ぶことができる」
 
 3月25日に開催予定の親善試合は、「合宿などが容易に叶わない状況下で、韓国代表チームにとっては、有益な練習になるだろう」と言及している。

「おそらく、ヨーロッパを拠点とする選手たちは、日本との試合には参加できないだろう。ソン・フンミンのような選手には休息が必要なので、それは悪いことではない。イングランドからスター選手を呼び戻しても、疲れた選手がさらに疲れるだけだ。来年は試合が目白押しで、そのなかには日本、オーストラリア、イランなどとのビッグマッチも含まれてるはずだ。ソンがいなくても、韓国は2次予選を突破し、他の国よりも上位に入る十分な戦力を備えているはずだ」

 また、同記者はブンデスリーガのRBライプツィヒに所属するファン・ヒチャンら"欧州組"についても、「今はクラブに集中することも悪いことではない」としている。

 日韓戦が実現するのは、公式戦では19年12月に韓国で開催されたE-1選手権以来。日本が0-1で敗れた一戦から月日は流れ、今度は日本での対戦が実現することになった。コロナ禍という世界的に厳しい状況のなかだが、熱戦に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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