浦和が杉本&阿部のPK2発で今季初白星!横浜FCは終盤に54歳カズを起用も、リーグ3連敗…

2021年03月10日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

後半に入っても強度を保ち…

PKで先制ゴールを決めた杉本。今季初ゴールを奪った。(C)SOCCER DIGEST

[J1第3節]浦和2-0横浜FC/3月10日/埼玉

 浦和レッズは3月10日、J1第3節で横浜FCと対戦。2ー0で勝利を収めた。

 ホームの埼玉スタジアムに横浜FCを迎えた浦和は、開幕戦と同じスタメンの4-2-3-1。GKは西川周作、最終ラインは右から宇賀神友弥、槙野智章、岩波拓也、山中亮輔。槙野と岩波をここ2試合とは逆に配置した。また中盤では阿部勇樹と伊藤敦樹の2ボランチ、さらに2列目では、左サイドの汰木康也は変わらずも、小泉佳穂を右サイドに、明本考浩を中央に置いて(開幕戦とは逆)スタート。1トップには杉本健勇が入った。

 一方の横浜FCは前節からスタメン9人を変更。4-4-2のシステム。GKは南雄太、最終ラインは右から前嶋洋太、田代真一、中塩大貴、高木友也。2ボランチは安永玲央と中村俊輔。右サイドハーフに小川慶治朗、左サイドハーフに松尾佑介、2トップは渡邉千真と伊藤翔というラインナップとなった。

 立ち上がりからチャンスを作ったのは浦和だった。6分に汰木から明本に、さらに山中のクロスから再び明本へと立て続けにチャンスを作り出していた。

 そこから攻撃はやや停滞し、徐々に押し返されたものの、給水タイムが終わった24分、浦和は小泉をトップ下に、明本を右サイドへと変更。ここ2試合と同じシステムに戻すと、徐々に攻撃にリズムが生まれる。
 
 33分に右サイドをインナーラップした宇賀神が相手DFに倒されFKを得ると、これがVARの確認後にPKの判定に。そのPKを杉本がキッチリと決めて、浦和が先制に成功する。

 さらに40分にはカウンターから右サイドを抜け出した小泉が中央へと折り返し。このパスを受けた伊藤敦のシュートがゴールに吸い込まれる。しかし一度はゴールが認められたものの、小泉がオフサイドの判定となり取り消された。

 それでも、直後に再びカウンターで相手陣内を駆け上がった汰木がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。今度は阿部がゴール右へと流し込み、追加点をゲット。

 後半に入ると上手く選手を交代しながら強度を保っていく。相手にほとんどチャンスを作らせなかった一方で、田中達也、金子大毅、武田英寿、興梠慎三を投入し、度々横浜FCゴールへと迫っていった。

 結局後半はスコアが動かず、2-0で浦和が今季公式戦で初白星を挙げた。

 一方で横浜FCでは後半アディショナルタイムに三浦知良が出場。54歳12日でのJ1最年長出場記録を更新した。しかしチームは開幕からリーグ3連敗と悔しい結果となった。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
 
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