「今シーズンで終わりかなと…」37歳・長谷部誠、フランクフルトとの契約延長を発表! 現地サポーターからも祝福の声

2021年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ボビッチSDは「絵に描いたようなプロ」と絶賛

ドイツの第一線で戦い続けている長谷部。その価値を自らのプレーで証明している。(C)Getty Images

 現地時間3月8日、ブンデスリーガのフランクフルトは、37歳の元日本代表MF長谷部誠との契約を、1年延長したことを正式に発表した。

 これにより、2021年6月末だった契約期限は、22年6月末までに更新された。クラブの公式HPには「彼がチームに必要な存在であることは、7年目のシーズンにおいても、チームで絶対的なパフォーマンスを発揮していることが証明している」と綴られている。

 また、契約締結に立ち合ったフレディ・ボビッチSDは「長谷部誠は絵に描いたようなプロ」と絶賛。「真面目に身体を鍛え、すべてをサッカーに捧げている。この歳になってもチームに欠かせないトップパフォーマーであることは、プロ意識の高さによるところが大きい。彼が、来シーズンもアイントラハトに大きな喜びをもたらしてくれることを誰もが確信している」とコメントしている。
 
 正式発表に伴い、フランクフルトの日本語版SNSアカウントでは、長谷部からファンへのメッセージ動画が公開された。

「去年の今頃は今シーズンで終わりかなという感じはあったんですが、今シーズンここまでいい形でプレーでき、リベロだけじゃなく、MF、ボランチでもプレーができている。自分の中でリミットを決めてしまっていた部分はあったけれど、いい意味でそれを壊すことができた」

 そして、「今シーズンはまだチャンピオンズ・リーグ、ヨーロッパリーグと来シーズンにインターナショナルな舞台で戦える順位にいるので、1試合1試合を謙虚に戦って、大きなものを勝ち取って来シーズンに繋げたいと思います」と意気込みを明かしている。

 発表直前には、クラブ公式SNSが同僚の鎌田大地、ティモシー・チャンドラーらが「マーコート!」と連呼して喜ぶ動画を公開。瞬く間に4000回超のビューを記録した。

 さらに発表後には、長谷部自身がドイツ語で「あと1年います」と報告する短い動画が公開され、現地サポーターから祝福の声が多数寄せられた。

「次は2035年までの契約を延長するかな? マコトさん、おめでとう。あなたが僕らとまだ一緒にいてくれることは素晴らしい」
「1年だけ?来年も同じことになりそう笑」
「ハセ、この動画、うれしすぎて10分くらいずっとリピートしてるよ」
「ここに来てくれて、そして留まってくれてうれしい」
「シャツやジャケットを着こなしてるのもいいね。最高の男だ」
「こんなに優れた選手が、イーグルスでプレーし続けていることは、本当に幸運」

 アジア出身の選手として、ブンデスリーガの歴代最多出場記録(311回)を更新しつづけているサムライ戦士は、38歳の誕生日もドイツで迎えることになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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