「オレに運転させろって言ったら…」イブラが衝撃の“ヒッチハイク事件”の詳細を明かす!バイクに乗せた男性は「ズラタンは素晴らしい人だった」

2021年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「実はバイクでの高速は初めてなんだと…」

大胆な行動で話題を提供したのが、このイブラヒモビッチだ。 (C) Getty Images

 ミランのズラタン・イブラヒモビッチは、イタリア有数のイベントであるサンレモ音楽祭に出演中だ。3月4日には、ミラネッロの練習場からステージに向かう際、高速道路で交通事故による渋滞に巻き込まれ、バイクをヒッチハイクして劇場へ向かったことが世界で話題になった。

 一夜明けた5日、イブラヒモビッチが驚きの行動を振り返っている。イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、イブラヒモビッチは「車で3時間も待たされ、ちょっとストレスだった。『イブラ不在じゃアマ(司会者のアマデウス)はやれない』と思ったんだ」と話した。

「時間が過ぎていったから、車から出たらバイクを見つけた。あとは知ってのとおりだ。だれも信じてくれなかっただろうから、動画を撮っておいたんだ」

 見ず知らずの人物に身をゆだねることには、危険もあったかもしれない。だが、「リスク?そうかもしれないが、オレはリスクを恐れない」と述べている。

「間に合わせるには、ほかになかったんだ。もしものほかの場所に連れていかれたとしても、位置を把握するためのGPSがあった」

"ズラタン節"はとどまるところを知らない。

「出発してから、運転がうまくないと気づいたから、彼に『オレに運転させろ。もっと速い』と言ったんだ。でも、『ノー、オレが運転する』と言われたよ。写真を撮れないか聞かれたけど、遅れていたし、ストレスを感じていた。最後に『実はバイクでの高速は初めてなんだ』と言われたけど、『心配するな。よくやった』と答えたよ」

【動画】歌唱力も神級? 音楽祭で披露したイブラの歌声はこちら
 
 バイクに乗せた男性も、安堵したことだろう。しかも、ミラニスタとあれば、エースとの偶然の出会いは人生の宝物とも言える。『Gazzetta dello Sport』紙によると、フランコさん(49歳)は『Radio Monte Carlo』で「(最初は)妻に言ったけど、信じてもらえなかったよ」と振り返った。

「彼は運転したがったけど『わたしが運転する』と言ったよ。テレビで彼が言っていたことは事実だ。わたしはサンデードライバーでね。バイクでの高速は初めてだった」

「彼は素晴らしい人だったよ。どうやって感謝すればいいか聞いてくれた。ユニホームを送ると言ってくれたよ。着いたら超ダッシュで降り、劇場に入っていったから、写真も撮れなかった。でも結局、妻は信じてくれたよ。離婚は回避だね」

 様々な話題を振りまくエンターテイナーでもあるイブラヒモビッチは、現地時間6日に音楽祭の最終日に臨む。その後は、ミランでの戦いに集中だ。負傷離脱中だけに、まずは治療と回復が最優先となるが……。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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