先発復帰の南野拓実は決定機逃すも…サウサンプトンは最下位相手に快勝で、リーグ戦10試合ぶり勝利!

2021年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

13分に貴重な得点源、イングスが負傷交代

3試合ぶりに先発復帰した南野。(C)Getty Images

 現地時間3月6日に開催されたプレミアリーグ第27節で、日本代表FW南野拓実が所属する14位のサウサンプトンは、敵地で最下位のシェフィールド・ユナイテッドと対戦。負傷から復帰した南野は、3試合ぶりにスタメン出場を果たした。

 立ち上がりは互いにボールを奪い合う五分五分の展開。サウサンプトンは攻撃のリズムを作り切れないなかで、ゴール前で得たFKから何度か好機を迎えるも、先制点には繋がらない。

 13分には思わぬアクシデントが発生。チームトップの8ゴールを挙げているFWイングスが脚部の痛みを訴え、早々と交代となってしまう。

 貴重な得点源を失ったアウェーチームだが、中盤以降はボールを保持し、敵陣に押し込む場面が増えるようになる。24分にゴール前で相手のクリアを奪ったテラ、30分にはCKのこぼれ球に反応した南野がそれぞれシュートを放つが、いずれも枠を捉えることはできない。

 迎えた32分、裏へ抜け出したテラがペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。これをウォード=プラウズがきっちり決め、待望の先制点をゲットする。サウサンプトンは3試合ぶりの得点となった。

 直後の34分にはピンチ。ゴール前で与えたFKからファーでフリーとなったブライアンにヘッドで合わせられるが、叩きつけたシュートは枠を外れ、難を逃れる。さらに前半アディショナルタイム2分にも、ショートカウンターから危ない場面を迎えるも、最後はベドナレクがきっちり足を伸ばし、同点ゴールを許さない。
 
 1点リードして折り返したサウサンプトンは、49分に追加点を奪取する。アームストロングの胸での落としに、ペナルティエリア手前で反応したアダムスが右足を一閃。強烈な一撃をネットに突き刺した。

 その後は反撃に出たシェフィールド・ユナイテッドに押し込まれる場面も増えるが、身体を張った守備を見せ、決定的な場面は作らせない。

 66分には久々のビッグチャンス。敵陣で相手のパスを奪ったテラがゴール前まで持ち運び、左足を振り抜くも、ここは相手GKの攻守に阻まれる。

 そして70分には、南野にこの日最大のチャンス。左サイドを突破したバートランドからのグラウンダーのクロスに、左足ダイレクトで合わせるが、わずかにゴール左に外れてしまう。

 この時間帯あたりから足が止まり出した相手に対し、アウェーチームが主導権を握り返し、猛攻を開始。勢いを持った攻撃で再三相手ゴールを脅かすが、スコアは動かず。南野は88分にお役御免となった。

 結局サウサンプトンは2-0でリーグ戦10試合ぶりの勝利を収め、ようやく長いトンネルを脱した。

 次節は10日にアウェーで、現在公式戦21連勝中で首位を独走するマンチェスター・シティと激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】なんという落ち着き!南野が難敵チェルシーから奪ったゴールはこちら(29秒~)

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