【福岡】なぜ土壇場でサロモンソンはFKを決められたのか? 「FKの時はいつも…」

2021年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「二度目は強めに蹴ることを心掛けました」

チームを敗戦から救うFKをねじこんだE・サロモンソン。「大切な場面で決められてよかった」と振り返る。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 チームに勝点1をもたらす値千金のFK弾だった。

 福岡は1-2で迎えた90+2分、ペナルティエリアから少し離れ、ゴールに向かってやや右寄りの位置でFKのチャンスを得る。キッカーはエミル・サロモンソン。右足から放たれたボールは壁に入った相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

 後半の立ち上がりにはペナルティアーク内でFKを蹴る場面があった。この時のキックも壁に阻まれ、そして枠を捉えることはできなかった。

 E・サロモンソンはしっかりと微調整を施した。

「一度目のFKは距離が近かったこともあり、少し力を弱めて蹴りました。それで失敗したので、二度目は強めに蹴ることを心掛けました」

 味方の想いも、その右足に込められていたのだろう。
 
「FKでは、みんなが自分のことを信じてくれている。それは分かっているので、FKの時はいつも自分のベストを出すことができています」

 リーグ開幕戦、ルヴァンカップ初戦ともに敗れている福岡だったが、E・サロモンソンの一発で公式戦3連敗は免れた。悪い流れはひとまず止まった。このドローをきっかけに、次こそは勝利を掴み取りたい。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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