【福岡】公式戦2連敗スタートで「身を持って分かったと思う」。待望の勝点奪取のため指揮官が求めること

2021年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「目の前の試合にどれだけいけるか。そこに尽きる」

次節の相手は清水。長谷部監督は「一戦必勝」のスタンスで今季初勝利を目指す。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 5年ぶりにJ1の舞台に戻ってきたアビスパ福岡が、苦戦を強いられている。

 2月28日の名古屋グランパスとのリーグ開幕戦は1-2の黒星。2点を先行される展開で、終盤に相手のオウンゴールで1点差に詰め寄るも、反撃もそこまでだった。3日後には北海道コンサドーレ札幌とルヴァンカップ初戦を戦い、2-3とまたしてもあと一歩のところで勝点を掴めなかった。

 公式戦2連敗スタート。この2試合で多くの選手たちが起用されたが、長谷部茂利監督は「このままではダメ、良くない、変わっていかなければという想いになっていると思います。私のほうから提示していた強度、質のところを上げていかないと戦えないのは、身を持って分かったと思う」とおしはかる。

 もちろん、「少し上手くいったというところもあったので、手応えを掴んでいる選手もいます」とも。札幌戦後には、選手たちに様々な話をしたという。

「残り5試合でどれだけ勝点を積めるか、このままでは終われないという話もしましたし、勝点を1でも積む作業は大変ななかで、修正すべきことは、これも、これもあるよね、と」

 課題も、収穫もある。足りないのは、目に見える成果だけ。幸いにも今は連戦中だ。
 
「目の前にすぐ試合がくる。その試合で勝点を取る、勝利するんだというところに集中するだけ。一戦必勝で、あとのこと、前のことを考えるよりも、目の前の試合にどれだけいけるか。そこに尽きると思う」

 次節は3月6日の清水エスパルス戦。智将ロティーナ監督を招聘し、大型補強で戦力を上積みして、開幕戦では敵地で鹿島アントラーズを相手に3-1の逆転勝ちを収めるなど、間違いなく力のある難敵だ。簡単なゲームにはならないだろうが、だからこそ勝利で得られるものは大きいはず。良い流れを呼び込む勝点3を掴み取れるか。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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