【横浜FC】柏戦で今シーズン初白星!決勝弾の伊藤翔は勝利を「自分たちの栄養剤に」

2021年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

PKの場面は「自信があった」

先発出場で決勝弾を記録し、伊藤翔はポジション奪取へ大きくアピールした。写真:徳原隆元

[ルヴァン杯グループステージ第1節]柏0-1横浜FC/3月3日(水)/三協フロンテア柏スタジアム

 北海道コンサドーレ札幌とのリーグ開幕戦は1-5の完敗。「ダメージの残る敗戦」(下平隆宏監督)を喫して、中3日で迎えた敵地でのルヴァンカップ初戦。横浜FCはホームの柏に序盤からペースを握られる苦しい展開に。

 前半終了間際には立て続けにCKを許し、45分には江坂任のクロスから瀬川祐輔にペナルティエリア内でシュートを打たれるものの、辛うじて枠を外れ事なきを得る。

 すると50分、「ほとんど今日攻撃に絡めなかったなかで、高い位置でボールを受けたときに、翔が空いているのが見えたので、松尾に預けるという選択肢もあったのですが、思い切って上げました」という武田英二郎がアーリークロスを供給。これをペナルティエリア内で受けた伊藤翔が相手のファウルを誘い、PKを獲得した。

 伊藤は「PKに関しては自信があったので、あまりプレッシャーを感じず、自分のキックができれば良いと思っていました」とベテランらしい落ち着いたキックで先制点を決める。
 
 その後のホームチームの猛攻にも「開幕戦で自分たちが悪い負け方をして、今日出るメンバーは自分たちでその悪い流れを断ち切ろうと強い気持ちを持って試合に入った」(伊藤)とチーム全体で粘り強く守り、1-0のまま試合終了を迎えた。

【動画】ベテランらしい落ち着きで、伊藤翔が決めた柏戦の決勝弾!

 試合後のフラッシュインタビューに応じた伊藤は、「だいたい厳しい戦いにはなるので、みんなも耐え時が分かってくると思いますし、そういう部分を自分たちベテランの選手が伝えていけたら良い。何より今日はまず勝つことが大事で、勝った事で自分たちの栄養剤にしていければ良いと思います」と今シーズンの初勝利を喜んだ。

 また、「一戦一戦、力を振り絞って戦っていくというスタイルでなんとかやっていければ良いと思いますし、せっかくホームでできるので、サポーターのみなさんに良い週末だなと思ってもらえるような試合にしたいと思います」と中2日でやってくる次のリーグ戦への意気込みを語った。

 横浜FCは3月6日に大分トリニータとホーム開幕戦を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

次ページ【動画】ベテランらしい落ち着きで、伊藤翔が決めた柏戦の決勝弾!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事