JリーグのYBCルヴァンカップ・グループステージの第１節が３月３日に各地で開催。Aグループでは、鹿島アントラーズと北海道コンサドーレ札幌が勝利し、好スタートを切った。

　県立カシマサッカースタジアムで行なわれた鹿島アントラーズ対サガン鳥栖の戦いは、鹿島が３－０の快勝を挙げた。

　立ち上がりから攻守が激しく入れ替わる白熱した試合は、ホームの鹿島が10分に幸先よく先制。右サイドの連携から荒木遼太郎がマイナスのクロスを供給すると、これをエヴェラウドが高い打点のヘディングで合わせ、ボールはGKの手を弾きゴールに吸い込まれた。

　後半開始直後には、和泉竜司のファウルで相手にPKを与えてしまうも、これを沖悠哉がビッグセーブで防ぎ事なきを得る。守備陣の好プレーに触発されたかのように勢いが増した鹿島は、その後64分に和泉がペナルティエリア左からの低弾道ショットで追加点を奪う。

　さらに71分にも、ハイプレスで相手のミスを誘い高い位置でボールを奪うと、最後は染野唯月がゴール前で右足を振り抜き、チームの３点目を奪取。鹿島が３得点の完勝で好発進を見せている。
 

　一方、北海道コンサドーレ札幌がアビスパ福岡のホームに乗り込んだ一戦は、ドウグラス・オリヴェイラの２ゴールなどで札幌が３－２の勝利を収めた。

　立ち上がりから前線に枚数をかけて攻め立てる札幌は14分、小野伸二の右サイドからのクロスが相手のハンドを誘いPKを獲得。これを、キッカーのドウグラス・オリヴェイラがしっかりとゴール左に沈めて先制する。

　その４分後にセットプレーから１点を返されたものの、札幌の勢いは落ちることなく、35分に勝ち越し。ペナルティエリア内へのロングボールに反応したD・オリヴェイラがGKの動きを見て冷静にループでネットを揺らした。

　さらに41分には、高卒ルーキーの中島大嘉がゴール前の混戦からこぼれ球を押し込んでプロデビュー戦で初ゴール。終了間際に、福岡のバンディエラ・城後寿のゴールで１点差とされたものの、最後まで札幌がリードを守り抜いた。

　次戦は27日、Aグループでは鳥栖対札幌と福岡対鹿島の２試合が開催される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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