中島翔哉らの代理人、テオドロ・フォンセカ氏をポルトガル・サッカー連盟が提訴へ。「選手の違法仲介の嫌疑」と現地報道

2021年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

2年間の活動停止の可能性

今冬からは再び中東でプレーする中島のエージェントが、違法仲介で裁判沙汰となるようだ。(C)Getty Images

 ポルトガル・サッカー連盟が、ポルティモネンセの大株主であるテオドロ・フォンセカ氏に対し、選手の違法な仲介をしたとして訴訟を起こすようだ。現地メディア『Observador』が伝えている。

 フォンセカ氏は日本在住のブラジル人で、中島翔哉(アル・アイン)などの代理人も務めるスポーツエージェント。やり手として知られており、これまで日本人選手を含む数々の移籍も実現させてきた、業界では有名な人物だ。

 今回問題となっているのは、同氏が関与したポルティモネンセ、ポルトなどが絡んだ一連の取引。詳しい違反内容等は明らかになっていないが、『フットボール・リークス』によると、ポルトガル代表MFダニーロ・ペレイラ(パリ・サンジェルマン)、日本代表MF中島翔哉、ポルトガル人DFウィルソン・マナファ(ポルト)といった選手の契約が含まれているという。これを受け、同氏には2年間の活動停止の可能性が指摘されている。

 中島は2017年夏にポルティモネンセへ加入し、カタールのアル・ドゥハイルを経て、19年夏に名門ポルトへ移籍。だが、満足な結果を残せず、今年1月にUAEのアル・アインへレンタルされ、現在は再び中東の地でプレーしている。エージェントの訴訟問題が何か影響を及ぼすことはあるのか。今後の動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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