「えぐすぎ」「はい、プスカシュ賞決定」“世界最古のプロクラブ”のFWが決めた芸術的スコーピオン弾に世界驚愕!

2021年03月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

1862年創立の名門

ゴールを喜ぶサム(中央)ら、ノッツ・カウンティの選手たち。(C)Getty Images

 世界最古のプロサッカークラブから衝撃の一撃が生まれた。

 現地時間2月27日に行なわれた、英5部から8部が参加するカップ戦、FAトロフィーの準々決勝だった。オックスフォード・シティと激突したノッツ・カウンティは、26分に痛恨のオウンゴールで先制を許すも、49分にFWエリシャ・サムのゴールで同点に追いつく。そして迎えた73分だった。

 敵陣に攻め込むなかで、アダム・チクセンは左サイドから左足でクロスを送り込む。これに対し、ゴール前で反応したサムはなんとボールに完全に背を向け、ヒールで合わせると、強烈なシュートはゴールへ一直線。鮮やかにネットを揺らした。

【動画】プスカシュ賞決定?英5部戦士が魅せた異次元の"スコーピオン弾"はこちら

 この芸術的な一撃に、世界中のファンも反応。SNS上では絶賛の声がひっきりなしに寄せられている。
 
「えぐすぎ」
「冗談だろ」
「こんなの見たことある?」
「決めた本人もびっくりでしょ」
「非現実」
「はい、プスカシュ賞決定」
「これが我らがサッカーを愛する理由です」

 また、英紙『Guardian』とスペイン紙『Marca』がそれぞれ「サラー、ネイマール、ロナウドを差し置いて、エリシャ・サムが2021年のプスカス賞受賞者になる可能性がある」「歴史に名を刻んだ」と伝えたことからも、そのインパクトの大きさがうかがえる。

 1862年に創立されたノッツ・カウンティは世界最古のプロサッカークラブとされ、1893-94シーズンにはFAカップ制覇も果たしている名門だ。ただ近年は低迷が続き、1部にいた1991-92シーズンからカテゴリーも徐々に下がり続け、昨季にクラブ史上ワーストの5部に降格。復活を願うファンも多いなかで、今回久しぶりに世界から熱視線を浴びた形だ。

 なお、ゲームは、後半アディショナルタイムにも追加点を奪ったノッツ・カウンティが、3-1で勝利を収め、準決勝進出を決めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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