「本当に愛されていたんだなと」現役引退の元川崎・武岡優斗へ各界から労いの声。本人は反響の大きさに戸惑い

2021年03月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「正直なところ…。反響デカすぎて…」

昨季限りで山口を退団していた武岡が、現役引退を発表した。写真:滝川敏之

 J2・レノファ山口FCを昨シーズン限りで退団していたMF武岡優斗が、3月1日に自身のインスタグラムで現役引退を発表。現役Jリーガーやレジェンド、そのほか各スポーツ界からも労いのメッセージが贈られ、本人はあまりにも大きい反響に戸惑いをみせている。

 現在34歳の武岡は、2009年に国士舘大からサガン鳥栖に入団し、プロキャリアをスタート。その後、横浜FCを経て2014年に加入した川崎フロンターレでJ1デビューを果たすと、2017年、2018年にはリーグ2連覇を経験した。2019年はヴァンフォーレ甲府、2020年は山口に在籍。昨シーズンの前半戦は右SBやボランチでプレーしたものの、徐々に出場機会を失い、契約満了による退団が発表されていた。

 それから未所属の状態が続いていたが、1日に「ご報告」と題してインスタを更新。自身のスパイクと、これまで在籍したクラブでの思い出の写真とともに、「この度、現役生活にピリオドを打つ事を決めました。各地で武岡優斗に出逢ってくださった全ての方々に本当に感謝しています(一部抜粋)」と現役引退を報告した。

 この投稿に、川崎時代のチームメイトだった中村憲剛氏は「優斗、お疲れ様でした。これからもよろしくお願いします」と反応。また、元日本代表でSC相模原に所属する稲本潤一も「お疲れ様」とコメントしている。
 
 さらにサッカー界のみならず、ロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪に出場した経歴を持つ競泳の松本弥生や、元ラグビー日本代表の金正奎など、様々なアスリートからも労いの声が届いている。

 現役選手やファンから届いた多くのメッセージに武岡は、「皆様、この度は沢山の温かいお言葉…本当にありがとうございます」と感謝を示した。

「正直なところ…。反響デカすぎて…ついていけてません笑 自分が思ってたより、本当に愛されていたんだなと、痛いほど感じております」

 武岡はすでに500件を超えているコメントに対し、「全てのメッセージに目を通して、一人一人返していくのでお待ちください」と発言。こうした人柄が、サポーターからはもちろん競技の垣根を越えて愛される理由なのだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【写真】現役引退の武岡優斗、これまで所属した5クラブの"思い出ショット"公開!

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