「彼には電話をして…」香川真司が対戦を熱望する選手とは? ギリシャのサッカーの印象は「14年のW杯でもやったけど――」

2021年03月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「新しい環境に馴染むことにパワーを使ってしまった」

新天地のギリシャについて語った香川。 写真:ZUMA Pressアフロ

 今年1月にPAOKと2022年夏までの契約を結んだ香川真司。昨年10月にサラゴサとの契約を解除して以降、無所属が続いていたなかで、ギリシャに新天地を求めた決断は、小さくない驚きを与えた。

 自身がアンバサダーを務め、スポーツを通じて社会貢献活動を行なっている「ローレウス」のインタビューに応じた香川は、ギリシャのサッカーの印象を次のように語った。

「ギリシャのチームとはドルトムントや(マンチェスター・)ユナイテッドの時に対戦し、2014年のワールドカップでも(ギリシャ代表と)やった。サポーターが熱く、守備が堅く手強いというイメージを持っていた」

 そして、実際にプレーし、「上位と下位のチームでは差があるが、オリンピアコスなどチャンピオンズ・リーグやヨーロッパリーグに出場しているチームもあり、上位6チームで行なわれるプレーオフはタフな戦いになる」と続けた。

 そのオリンピアコスには、対戦を楽しみしている選手がいるという。ドルトムントで同僚だったギリシャ代表DFのソクラティス・パパスタソプーロスだ。

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 同じ1988年生まれの香川と時同じくして母国へ帰還したCBについて、「ソクラティスとは電話して、近況を報告し合ったりした。(ライバルである)オリンピアコスだし、一緒にピッチに立つことを楽しみにしている」と語っている。

 鳴り物入りで加入した香川だが、ここまで公式戦6試合でスタメンはゼロ。動き自体は決して悪くはないが、ゴールやアシストといった目に見える結果を残していない。今後の意気込みについてが、次のように語っている。

「新しいチームと新しい環境で馴染むことにパワーを使ってしまったが、自分自身をコントロールして、毎試合自分のベストを出せるように調整していく」

 パブロ・ガルシア監督も、プレーオフに向けて、香川のコンディションと周囲とのコンビネーションを上げていってほしいという思いもあるのだろう。

 日本代表で10番を背負った男の新天地での爆発に期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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