ランパードやクロップの発言が影響?マンU指揮官がPK判定巡り怒り爆発!「我々は2ポイントを奪われた」

2021年03月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

VAR介入も判定変わらず

厳しい表情で戦況を見守るスールシャール監督。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドにPKを与えるのは注意しなければいけない――

 オレ・グンナー・スールシャール監督は、審判団にそのような心理的影響があると感じているようだ。

 2月28日のプレミアリーグ第26節、ユナイテッドは敵地でチェルシーと0-0で引き分けた。試合後、スールシャールは前半にPKが与えられなかったことへの怒りを露わにしている。英公共放送『BBC』や、同衛星放送『Sky Sports』が伝えている。

 問題の場面は14分。マーカス・ラッシュフォードが蹴ったFKのこぼれ球を、メイソン・グリーンウッドが競った際に、相手FWカラム・ハドソン=オドイの手にボールが当たったように見えたプレーだ。

【動画】これはノーハンド?物議を醸した判定はこちら

 指揮官は試合後に「100%PK」だと主張している。
 
「あれはPKだった。我々がPKを獲得することについて騒がれて以降、ああいったPKを与えてもらえないことに少し心配している」

 この発言は、チェルシーのフランク・ランパード前監督やリバプールのユルゲン・クロップ監督が、ユナイテッドのPK獲得本数が多いと言及してきたことに絡めたものだと思われる。

 さらにVARチェックを行ないながら、判定が変わらなかったことにも、激しく不快感を示している。

「(PKにならなかった理由は)まったく分からない。特に、プレーを止めて映像を見られるのならなおさらだ。我々は2ポイントを奪われた」

 一方、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は「どうしてVARが介入したのか」と疑問を投じている。

「iPadで見たが、主審がなぜチェックしたのか分からない。だが、PKじゃなかったのはうれしいよ」

 ユナイテッドにPKを与えることに心理的な影響はあるのか。今後の判定に注目が集まりそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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