名古屋が“2人抜き弾”を含むマテウスの2発で開幕勝利! 福岡は終盤に一矢報いるも課題の残る初戦に

2021年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

名古屋が最後まで盤石な試合運び

2ゴールを挙げて名古屋の開幕勝利に大きく貢献したマテウス。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ついに2021年シーズンのJ1リーグが幕を開けた。2月28日、開幕節の最後の試合となるアビスパ福岡対名古屋グランパスの一戦がベスト電器スタジアムにて行なわれ、名古屋がマテウスの2ゴールで2-1の勝利を収めた。

 5年ぶりのJ1復帰を果たした福岡は、新加入のブルーノ・メンデスや最終ラインに並ぶ3名など、5人の外国籍出場枠を最大限に活用。一方、優勝候補の一角にも挙げられる名古屋は、注目の新戦力・柿谷曜一朗をスタメン起用し、齋藤学はベンチからのスタートとなった。

 試合は、立ち上がりから攻勢を強める名古屋が開始4分にいきなり先手を取る。相馬勇紀の縦パスに左サイドを抜け出したマテウスが、中央にドリブルで仕掛けてキックフェイントで相手DF2名をかわすと、最後はGKの股を抜いてネットを揺らした。

 ブラジル人アタッカーの個人技で幸先よく先制したアウェーチームは、その後も攻撃の手を緩めない。左サイドにボールを集めると、18分には吉田豊のクロスにゴール前で山﨑凌吾、19分に相馬が自ら強烈なシュートを放つが、いずれも得点には繋がらない。

 攻め込まれる福岡はカウンターから一発を狙うも、球際の攻防で敗れるなど、なかなかアタッキングサードまでボールを運べず、前半のシュートはわずか1本で終わる。
 
 追いつきたい福岡は、ハーフタイムに石津大介に代えて杉本太郎を投入。しかし後半も名古屋ペースは変わらず。55分には、左サイドから吉田がクロスを供給すると、ゴール前の混戦からこぼれ球をマテウスが冷静に流し込み追加点を奪う。

 福岡が終盤の82分に相手DFのオウンゴールで一矢報いたものの、名古屋がリードを守り抜き勝利。福岡は1点を返したが試合を通して決定機が少なく、課題の残るシーズン初戦となった。

 次戦は、福岡が3月6日にアウェーで清水エスパルスと第2節、名古屋は3日にホームでガンバ大阪と第11節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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