[J１リーグ１節]C大阪２-０柏／２月27日（土）／ヤンマースタジアム長居

　開幕戦で柏レイソルを相手にホームで２発快勝を収めたセレッソ大阪。初陣を勝利で飾ったレヴィー・クルピ監督が、先制点を決めたFW大久保嘉人を絶賛し、スタメン起用した真意も明かした。

　プロキャリアをスタートさせた古巣へ、15年ぶりに帰還した大久保。シーズンオフのキャンプの練習試合などでは、サブ組に回ることも多かったストライカーだが、開幕節のメンバーリストにはこの男の名前があった。

　本人が試合後に「（スタメンは）今日聞きました」と、サプライズであったことも明かしていたが、突然の起用にも物怖じせず先制ゴールを叩き込むと、前線からの守備でもチームの大きな力となっていた。
 

　クルピ監督は、「彼の経験や、いまの実力、どちらも先発に起用するにふさわしい」と大久保の先発起用の理由を明かし、さらに柏戦での大久保の"ゴールへの嗅覚"を絶賛した。

「彼は日本のなかでも、しっかりとした実力を示してきた選手であり、リスペクトをされている選手。今日の試合でも重要な仕事をしてくれたと思うし、シーズンを通して彼は間違いなく重要な存在になってくると思います。ストライカーというのは、『ゴールの匂いを嗅ぎ分ける嗅覚』これが何よりも大事だと、ブラジルではよく言います。彼はまさしくそのゴールに繋がる嗅覚を持った選手であり、さらに最高のフィニッシュ精度を持った選手だと思います」

　指揮官は38歳の点取り屋を、「シーズンを通して重要な存在」であると評価。１ゴールを挙げ、J１通算得点記録を「186」に伸ばした大久保は、C大阪でさらに記録を伸ばしていけるか。今後さらに注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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