指揮官不在の徳島、7年ぶりのJ1は敵地でドロー発進。岸本武流のJ1初得点で先制も大分と痛み分け

2021年02月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

岩尾憲のスルーパスからチーム初得点

徳島の岸本が先制ゴールを挙げた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは2月27日、開幕節の8試合を開催。昭和電工ドーム大分では、大分トリニータ対徳島ヴォルティスの一戦が行なわれた。

 7シーズンぶりのJ1の舞台に返り咲いた徳島は今季就任したダニエル・ポヤトス監督がコロナ禍の影響でいまだ日本に入国できず、代わって甲本コーチが指揮を執った。敵地へ乗り込んでの今季初戦となった徳島だが、立ち上がりからボールを支配し、大分を押し込んだ。左サイドの藤原志龍、最前線の垣田裕暉にボールを集め、鋭い仕掛けからゴールを脅かす。

 そして37分には、チームの精神的支柱であるボランチの岩尾憲からのスルーパスに反応した岸本武流が左足でゴールネットを揺らす。徳島が先制に成功する。その後も藤原や宮代大聖の果敢な突破などでいい流れを作り出し、そのまま前半を終えた。
 

 迎えた後半は大分が反撃。前線からのプレスで徳島の守備に混乱を生じさせると、59分には町田也真人のシュートのこぼれ球に反応した渡邉新太が左足で押し込み同点に追いつく。

 試合はその後、ともにチャンスを生かせず、1-1のドローで終了。7シーズンぶりのJ1に挑んだ徳島が、敵地で勝点1をもぎ取り今シーズンの戦いをスタートさせている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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