【鹿島】目標はクラブ創立30周年でのタイトル獲得! ザーゴ監督とFW上田綺世は準備万端を強調

2021年02月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

開幕戦の相手はロティーナ新監督率いる清水

昨季得点した試合は全勝の上田。開幕戦でもゴールを奪いチームを勝利に導けるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 週末に控える2021年シーズン開幕を前にJリーグはオンライン上で会見を行なった。クラブ創立30周年を迎える鹿島アントラーズはザーゴ監督とFW上田綺世が出席し、タイトル奪取へ意気込みを語った。

 昨季は1月のアジア・チャンピオンズリーグのプレーオフ敗戦を皮切りに公式戦6連敗。ザーゴ監督の目指すサッカーへの適応に苦しんだ。しかし、試合を重ねるごとに状況は好転し、世代交代でも手応えを掴んだシーズンだった。

 そんな新生鹿島を象徴する選手のひとりが22歳のFW上田綺世だ。

 内定を前倒しで途中加入した2019年シーズンこそ4得点に終わるが、昨季は10得点と成長した姿を見せた。さらに昨季は得点を挙げた試合では全勝と、常勝軍団復活に向けて欠かせない選手となりつつある。

 そんな上田は、「今シーズンで鹿島はクラブ創設30周年を迎えますし、僕個人としては記念すべき年に選手として戦えることをすごく嬉しく誇りに思います。また、その年にタイトルを取るというのが、このクラブにとってすごく重要なことなので、それを成し遂げられるようにチーム一丸となり、僕も活躍を積み重ねていけたらいいなと思います」と意気込んだ。
 
 2年目を迎えたザーゴ監督も、「開幕に向けて非常に良い準備が出来たと思う。去年に比べたら私が求めているものを選手が理解しながら取り組めてスムーズに準備ができた。しっかりと開幕戦で良いスタートを切れたら」と昨季に失敗したスタートダッシュに手応えを感じているようだ。

 開幕戦の相手はロティーナ新監督を迎え、大型補強を敢行した清水エスパルスだ。

 印象を聞かれた上田は「清水は新加入選手も多い。法政の先輩でもあるディサロくん(ディサロ燦シルヴァーノ)も加入して、去年と同じ様にはいかないと思う。僕らも去年以上のパフォーマンスや、何か違ったものを出さないと、良い試合も出来ないし、勝つというのは簡単ではないと思います」。昨季の対戦ではホーム&アウェーともに勝利(2-1、2-0)しているものの、警戒を緩めなかった。

 鹿島のアニバーサリーイヤーはどんな船出となるか。清水をホームで迎え撃つ開幕戦は27日15時にキックオフされる。

【画像】J1各チームの2021年シーズン予想フォーメーション

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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