「久保建英はスタメンに復帰できるか?」現地ファンの73%が“NO”の衝撃――「ビジャレアルの時と同じ」

2021年02月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「不振のチームの犠牲者となった」と指摘

序列が低下した久保はレギュラーに返り咲けるか。(C)Getty Images

 現地時間2月19日に行なわれたラ・リーガ第24節のベティス戦(0-1)で3試合連続のベンチスタートとなった久保建英。ピッチに送り込まれたのは、試合終盤の81分からだった。

 出場機会を求めてビジャレアルから籍を移した日本代表MFは、ヘタフェでのデビューとなったエルチェ戦で2点に絡むなど、加入後最初の2試合で鮮烈なインパクトを残した。だが、1-5の大敗を喫したアスレティック・ビルバオ戦を境に、チームの不調に呼応するようにパフォーマンスが低下。ホセ・ボルダラス監督が、従来の守備重視の戦術に回帰したことで、右SBが本職のアラン・ニョムに右サイドハーフの定位置を奪い返されてしまった。

 この状況をスペイン有力紙『MARCA』の電子版は、次のように伝えている。

「クボのストーリーは繰り返されている。ウナイ・エメリ監督が彼を頼りにするのをやめたためにビジャレアルを去ったが、ボルダラス監督のヘタフェでも同じ道を進んでいる。彼の存在感は日が経つにつれて低下し続けており、すでにニョムのバックアッパーとなってしまった」

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 さらに、「ボルダラスのプロジェクトでレギュラーになると期待されていたが、ここ(6試合で)18ポイントのち1ポイントしか取れていない不振のチームの犠牲者となった」と指摘した『MARCA』紙は、インターネット上で久保の今後の見通しについてのアンケートを実施している。

「クボはどうやってシーズンを終えるか?」という内容で、選択肢は「スタメンとしてプレーして、この状況を好転させる」と「ボルダラスの下でも、エメリの時と同じことが起きる」の2つ。これまで4万4000人以上が投票し、前者27%、後者が73%という驚きの結果となった。

 現地のファンの多くは、ビジャレアルでの終盤と同じように、久保がこのままベンチ要員のままに甘んじると見ているようだ。ただ、それはボルダラス政権が続いた場合だ。囁かれている指揮官の解任が現実になれば、また状況は一変することだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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