【浦和】「さようならではなく、またね!」昨季チーム得点王レオナルドの中国移籍が決定。西野TDは新戦力補強に言及

2021年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

急ピッチでエース移籍の穴埋めへ

中国への移籍が決まったレオナルド。(C)SOCCER DIGEST

 浦和レッズは2月22日、FWレオナルドの中国1部・山東魯能泰山への完全移籍がクラブ間合意に達したと発表した。

 現在23歳のレオナルドは、母国の名門サントスからガイナーレ鳥取へ加入した18年に24得点を挙げ、J3得点王を獲得。さらにアルビレックス新潟に渡った翌年も28得点でJ2得点王となり、カテゴリーをまたいでの2年連続得点王に輝いた。迎えた昨季は、浦和の一員として満を持して挑んだJ1で躍動。前人未到の3年連続&3カテゴリー得点王こそならなかったものの、11ゴールでチーム得点王となっていた。

 本人は今回の発表を受け、次のようにメッセージを寄せている。

「チームの目標を達成することができずに、浦和を去ることになったことを悲しく感じています。しかし同時に、みんなに歓迎され、愛され、サポートいただいたことを幸せに思っています。これまでの温かい応援ありがとうございました。いつかこのチームに戻ってきて、浦和での物語の続きを再開できればと思います。『さようなら』ではなく、『またね!』でありますように」

 一方、西野努テクニカルダイレクターは、エース移籍の穴埋めを急ピッチで進めていく姿勢を明かしている。
 
「クラブとしては目標達成する上で重要な戦力であり、監督を含め本人とも話し合いましたが、本人の挑戦したい、という固い意志もあり、シーズン開幕直前ですが中国のクラブへ移籍することとなりました。クラブのために全力で戦ってくれたレオナルド選手の新天地での活躍を応援しています。今後の戦力補強については、焦点を絞り、的確な戦力を迎え入れるために情報収集を行っております。チームの目標達成に向け、4月2日までの移籍ウインドーと夏の移籍ウインドーで色々な可能性を引き続き検証し、最善を尽くしていきます」

 規律違反でチームを去ることが決まった柏木陽介に続き、今週27日のJ1開幕を前に、痛い主軸の退団となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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