「非常に模範的」アベルカンプ真大が復帰戦で今季2点目! 数的不利のチームを救う活躍を現地メディア称賛

2021年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ハノーファー原口・室屋と対峙

1月末に負傷し、戦列を離れていたアベルカンプ。それまではトップチームで着実に出場時間を重ねていた。(C)Getty Images

 現地時間2月21日、ドイツ2部リーグの第22節が行なわれ、アベルカンプ真大が所属するデュッセルドルフは、ホームで原口元気と室屋成を擁するハノーファーと対戦し、3-2で勝利を収めた。1月末から負傷で戦列を離脱していたアベルカンプは、この試合が復帰戦となった。

 デュッセルドルフは1-1で迎えた前半終了間際にDFフロリアン・ハルトヘルツがレッドカードで退場。数的不利な状況に陥ったが、52分にフェリクス・クラウスの得点で勝ち越すと、58分からはそのクラウスと交代で、ケガ明けでベンチ入りしていたアベルカンプをピッチに送り込んだ。
 
 この監督の起用に、20歳の俊英は見事に応えてみせる。76分、左サイドからのロングスローを起点にしたカウンター攻撃で、ダビド・コフナツキがドリブルで敵陣に切り込む。そして、DFを十分に引き付けた後で、並走していた背番号23にパス。これを受けたアベルカンプはGKとの1対1にも冷静に対処し、右足を振り抜いた。シュートは左ポストに当たりながら、ゴールに吸い込まれている。

 その後、ハノーファーの原口が起点となるカウンターから1点を返されるが、試合はそのまま終了。数的不利ながら、デュッセルドルフが貴重な勝点3ポイントを手にしている。

 ブンデスリーガ公式HPではこの試合を「人数は少なくともデュッセルドルフが快勝」とレポートし、アベルカンプのゴールについては「コフナツキが素晴らしい切り込み。アベルカンプのシュートは非常に模範的で決定的だった」と綴っている。また、現地メディア『leinetal24』は「ハノーファーを突き放す、冷静沈着なゴールだった」と称えている。

 アベルカンプは昨年末にプロ初ゴールを決めており、今シーズン2点目となる得点だった。大事な試合できっちり仕事をこなした20歳の、今後の活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】昨年12月にアベルカンプ真大が決めたプロ初ゴールはこちら!

次ページ【動画】昨年12月にアベルカンプ真大が決めたプロ初ゴールはこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事