【G大阪】「すごい自信になった」ゼロックス杯惜敗でGK東口順昭が感じた手応えとは?今後の教訓には…

2021年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もっともっと攻撃は楽しくなる」

35歳となる今季も、東口はその存在ぶりを見せつけた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ガンバ大阪は2月20日、富士ゼロックス・スーパーカップで川崎フロンターレと対戦。2-3で惜しくも敗れ、今季最初のタイトル獲得とはならなかった。試合後の会見にはGK東口順昭が出席し、率直な思いを明かしている。

 ゲームは東口が序盤からビッグセーブ連発も、三笘薫に立て続けに得点を許し、2点を追う苦しい展開となる。それでもG大阪は後半から怒涛の猛攻を見せ、60分に矢島慎也のゴールで1点差に迫ると、その7分後にはPKでパトリックがついに同点弾を奪取。

 ただ、勝ち越し点を奪えずにいると、後半アディショナルタイム6分、小林悠に痛恨の決勝点を被弾。王者撃破まではあと一歩届かなかった。守護神は「勝ちきれなかったのはまだまだ改善しないといけない」と反省し、最終盤の失点場面を今後の「教訓」として挙げている。

「(交代で)選手が入れ替わるなかで、切り替えの部分や自分の立ち位置に早く戻るとか、中を通されないとか最低限のことができなかったら、やっぱりフロンターレ相手には失点する。そういうところは教訓にしてこれからやっていきたいと思う」

 それでも昨季は3度戦い、その全てで完封負けを喫した相手に2点を奪い、必死に食い下がったなかで、掴んだ確かな自信も口にしている。
 
「前半から手応えは感じていた。ただ、そのなかで2失点してしまい少しネガティブなところはあったが、ハーフタイムは全然そんな落ち気味な雰囲気でもなく、しっかりと出来るという自信はあった。2点を自分たちの力で取れたというのはすごい自信になったし、今までキャンプでもやってきたことが実を結んだ。それをもっと精度を上げてやっていければ、もっともっと攻撃は楽しくなると思う」

 そして最後はゼロックス杯を戦ったことでのメリットに触れ、間近に迫るJ1開幕に向け、改めて決意を示している。

「1試合先に公式戦が出来ることで、自分たちはトライが出来た。トライ&エラーというか、試して駄目でまた修正してというところの積み重ねだと思う。その積み重ねがしっかり出来るのが今のガンバだと思うので、それを続けていければいいと思う」

 昨季までとの"違い"を見せつけた、宮本体制4年目。今回の教訓をしっかりと胸に刻み、トライ&エラーで、リーグ戦では主役となることはできるか。G大阪は27日、ヴィッセル神戸と開幕戦で激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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