「少し空想的すぎる」マンCにメッシは不要!? 元イングランド代表の名手が推薦する「口座預金を集中させるべき」FWは誰?

2021年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

マンC関係者は獲得の可能性を否定

バルサでの契約の行方が注目されているメッシの去就について、イングランド代表MFは持論を語った。 (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)でパリ・サンジェルマンに大敗を喫したことで、リオネル・メッシがシーズン後にバルセロナを去る決意を固めたとの憶測は少なくない。

 昨夏にバルサからの退団を志願したメッシは、周知の通り、今シーズン限りで契約が満了となる。新会長選挙の結果と、新経営陣からの提案を待つとも言われるが、依然として、明確な答えを出していないエースの去就に対する周囲の喧騒は落ち着きがない。

 特にCLで再びトロフィーを掲げたいと願うメッシが移籍を決断した場合、新天地候補のひとつとされるのが、直接対決で強さを見せつけたパリSG。そしてもうひとつのクラブが、"恩師"ジョゼップ・グアルディオラが率いるマンチェスター・シティだ。

 だが、現地時間2月19日、英公共放送『BBC』は、シティの情報筋が、昨夏からマンチェスター・Cは一度もメッシにオファーしておらず、現在も交渉はしていないと話したと伝えている。

 昨夏の移籍志願騒動の際は、有力候補と取りざたされていたマンチェスター・C。コロナ禍の経済的打撃が大きいなかで、サラリーが巨額なメッシの獲得に本腰を入れていくのか注目されてきたが、パリSGとの"争奪戦"を繰り広げる可能性は現時点ではないようだ。

 一方で、『BBC Radio 5 Live』では、元イングランド代表のジャーメイン・ジェナスが、戦術的な観点から、「シティにはメッシが不要」という見解を示している。かつてトッテナムで活躍した名手は、「グアルディオラのチームが求めるのは、ドルトムントのアーリング・ハーランドのような選手だ」と話している。

【動画】エムバペが怒涛のハットトリック!パリSGがバルサを粉砕した衝撃の一戦のハイライト
「彼らにメッシが必要だとは思わない。ファイナンシャルフェアプレーの観点から、彼らにできることに影響する取引だ。シティに必要なのはストライカーだ。僕なら、ハーランドを獲りにいくね。今の彼らが口座預金にある金を集中させるべきところはそこだ」

 さらにジェナスは、「世界でもっともエキサイティングな若手ストライカーのひとりを獲りにいくべきだよ。キリアン・エムバペが獲得可能だとは思わない。ハーランドは可能だ。彼は、シティが望むこと以上に彼らに必要な選手だよ」と続けている。

「メッシのことは少し空想すぎるんだ。僕ら全員が見たいと望むことだが、それがシティにとって最善の利益かといえば、僕は確信できない」

 メッシとペップの共闘が再び実現する日は訪れるのか。いずれにしても、今夏に決まる天才FWの決断から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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