「彼を雇い続けられない」ソン・フンミンのユーベ移籍情報に韓国メディアも反応!「スパーズに選択の余地は…」

2021年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユーベは資金捻出のために奔走とも

大エースのケインと並ぶトッテナムの絶対的存在として君臨するソン・フンミン。ユーベ移籍となれば、大きな話題となるのは間違いない。 (C) Getty Images

 いまやプレミア最高峰の決定力を誇るストライカーの去就が騒がしい。トッテナム・ホットスパーに所属する韓国代表FWのソン・フンミンだ。

 現在28歳の韓国代表FWは、15年8月にブンデスリーガの古豪レバークーゼンからトッテナムに加入。それ以来、着実にスキルアップを図り、2020年には自陣から独走して決めた鮮烈弾がFIFAの年間最優秀ゴールに選出されるなど、自他ともに認められるタレントとなっている。

 このアジア・サッカー史に残るスーパースターの去就について、興味深い一報を伝えたのは、イタリアのサッカー専門メディア『Calciomercato』だ。

 日夜、セリエAを中心に各国の移籍情報を発信している同メディアは、ユベントスが、ソン・フンミン獲得に関心を示していると報じたのである。記事によれば、"カルチョの絶対王者"は、アーロン・ラムジーやドグラス・コスタ(バイエルンにレンタル中)、フェデリコ・ベルナルデスキといった移籍金が計算できるタレントの売却を検討中で、9000万ユーロ(約113億円)という獲得資金の捻出に奔走しているというのだ。

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 現在、プレミアリーグではハリー・ケインと並ぶ13ゴールを挙げているソン・フンミンをトッテナムが安易に売却するとは考えにくい。とはいえ、一昨年に建築した新スタジアムの経費の支払いに、コロナ禍での不況の煽りを受けているノースロンドンの雄が、資金繰りのために放出に踏み切る可能性もゼロとは言い切れない。

 仰天のソン・フンミンの移籍話は、母国でも小さくない話題となっている。日刊紙『朝鮮日報』は、一連の『Calciomercato』のニュースを伝えたうえで、「財政に苦しむトッテナムはソン・フンミンに働きに見合っただけの大型契約のオファーを提示できずにいる」と報道。また、韓国紙『The Korea Economic Daily』は、次のように綴った。

「今のトッテナムにソン・フンミンを雇い続けるための余裕は残されていないと見られている。そのため、彼らに選択の余地はないとも言える。トッテナムは昨年度に2012年以来の赤字を計上したとされ、新型コロナの余波を受け続けている。今後も無観客試合が続けば、被害はより大きくなる。そうしたなかで、仮に今シーズンにクラブがチャンピオンズ・リーグ出場権の獲得を逃せば、ソン・フンミンもイタリア行きを望むことになるかもしれない」

 いまだ噂の域をでない情報ではあるが、ソン・フンミンは愛着のあるトッテナムを離れてしまうのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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