「天才少年が道を間違えた」カルチョに衝撃! 元イタリア代表DFが大麻栽培の容疑で逮捕…パルマでは中田英寿とプレー

2021年02月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

賭博事件やDVなど問題続きで…

パルマ時代のサルトール。どこで道を踏み間違えてしまったのか。(C) Getty Images

 かつて中田英寿の同僚だった男が、大麻栽培の疑いで逮捕された。

 複数のイタリア・メディアによると、ユベントスやインテル、ローマ、パルマに在籍した元イタリア代表DFのルイジ・サルトールが、マリファナを栽培していた疑いで捕まったという。

 パドバ・ユース出身のサルトールは、1992年にユベントスに移籍。当時の未成年選手に対する移籍金としてはクラブレコードとなる金額とあり、鳴り物入りで加入したが、フィオレンティーナとのデビュー戦でオウンゴールを記録した。

 ただ、このシーズンにUEFAカップ優勝を経験すると、1997-98シーズンに所属したインテルでもUEFAカップ優勝。さらにその翌シーズンに移籍したパルマでは、コッパ・イタリア、UEFAカップ、イタリア・スーパーカップと3つのトロフィーを手にしている。

 2002年まで所属したパルマでは、2001-02シーズンに加入した中田ともチームメートだった。ローマからパルマに移籍した中田と逆に、サルトールは02年にローマからパルマに移籍している。

【動画】パルマでサルトールとともにプレーした中田英寿の圧巻ゴール集
 報道によると、空き家に見えるにもかかわらず、電気の消費量が異常だったことや、異臭を感じた近隣住民からの通報などにより、以前から捜査に乗り出していたパルマの財務警察によって、2キロ以上相当のマリファナを栽培している疑いで捕まった。

『Gazzetta dello Sport』紙によると、サルトールは2011年にもサッカー賭博事件で仲介役を務めたとして捕まっている(裁判では時効)。また、元恋人からは妊娠中も含めた暴力行為を訴えられたこともある。

同紙は「当時の彼は月並みな選手ではなかった。確かに規格外ではなかったが、優れた右SBで、鍛えられた足と、素晴らしい走りを持っていた」と報じた。

「その走りは、その後も道を間違えながら続いてしまった。過去を取り戻そうとする必死の試みと、普通の未来に生きることができない狭間で、当時の天才少年のイメージは、年月とともに汚れていっている」

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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