「ユーベなら騒動だ」旧友ガットゥーゾのナポリに“ウノゼロ敗戦”のピルロはPK判定に不満!「みんないつも騒ぐ…」

2021年02月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

PKジャッジへの不満をこぼす

主審に不満をぶつけるピルロは、試合後も我慢ならなかったようだ。 (C) Getty Images

 1か月にわたって好調だった。それだけに、旧友が率いるクラブとのビッグマッチを落とした悔しさは大きいだろう。

 現地時間2月13日のセリエA第22節で、ユベントスは敵地でナポリに0-1で敗れた。アンドレア・ピルロ監督率いる王者にとっては、1月17日のインテル戦以来となる今シーズン3敗目だ。

 インテルに完敗した直後、ユーベはナポリとのスーパーカップ決勝を制した。これが勢いを取り戻させ、公式戦6連勝を含む7試合負けなしと好調だった。その7試合で失点はわずかに1。鉄壁の守備も取り戻し、ピルロの手腕に対する評価は右肩上がりだった。

 だが、ピルロにとってミラン時代の同僚ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が率いるナポリとの今シーズン2度目の対戦は、ジョルジョ・キエッリーニのアミル・ラフマニに対するプレーがビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入でPKと判定され、これをロレンツォ・インシーニェに決められて突き放された。

 ユーベのカリスマ指揮官は試合後に判定への不満を口にした。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、衛星放送『Sky Sport』のインタビューで、「GKがボールを持っている中で、手を広げるたびにPKになっていたら……」と話している。

「似たような判定がユーベの有利となっていたら、どんな騒動になっていたことか。PKになっていたかも分からない。だが、我々は前進する。パフォーマンスには満足しているんだ」
 
 さらに、ピルロは「(ジョバンニ・)ディ・ロレンツォの2枚目のイエローカードに関しても疑わしい」と訴え続けた。

「我々は判定を受け入れよう。だから判定を巡るエピソードを話したくはない。だが、ユベントス戦になると解釈の異なるエピソードがたくさんあるんだ。いつもみんなが騒ぐからね」

 同日に行なわれた試合で、首位ミランも敗れたため、7ポイント差は保たれた。だが、2位インテルが14日のラツィオ戦で勝てば、首位に浮上するアントニオ・コンテ監督のチームとの差は8ポイントとなる。

 前人未到の10連覇へ巻き返しが求められるピルロ・ユーベは、17日に開催されるチャンピオンズ・リーグのポルト戦(決勝トーナメント1回戦の第1レグ)を戦った後にクロトーネとホームで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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