「日本や韓国に劣っている理由がやっと…」元代表コーチの中国サッカー“バッサリ発言”に現地衝撃!

2021年02月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「次の世代も中国サッカーが軌跡を残すことはない」と切り捨てる

リッピやカンナバーロをコーチとして支え、自らU-23中国代表も率いたマッダローニ。(C)Getty Images 

 イタリアの"名参謀"のコメントが話題を集めている。

 ともに中国で代表とクラブを指揮した同胞のマルチェッロ・リッピとファビオ・カンナバーロ(現・広州恒大監督)のアシスタントコーチを務め、U-23中国代表も率いたマッシミリアーノ・マッダローニが先日、母国イタリアのメディア『TUTTOmercatoWEB』で中国代表について語った。

 2002年大会以来、ワールドカップ出場から遠ざかるなど、中国代表が伸び悩んでいる現状について、「理由はシンプルだ。われわれが見た国内のリーグ戦は、インテンシティが非常に低かった」と語ったマッダローニは、こう続けている。

「(アジアの)強豪国である、イランや日本、オーストラリアを見れば、代表チームの選手の9割が欧州でプレーしている。中国は(当時は)ひとりもいなかった。この世代も、次の世代も、中国サッカーが軌跡を残すことはないだろう」

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 なんとも手厳しい意見だが、中国メディアも、その指摘に納得しているようだ。大手ポータルサイト『ネットイース』は、「なぜ中国のサッカーが韓国や日本に劣っているのか、ついに理解できた? 元代表コーチが鋭く回答した」と題した記事で、次のように綴っている。

「マッダローニの発言から、中国のサッカーが日本や韓国より劣っているワケをようやく理解できた。主な理由は、国内リーグのレベルが低すぎることだ。それを認めなければならない」

 記事は、「中国のサッカーをよく知っている人なら、あらゆる年代の代表選手のほとんどが国内リーグでプレーしていることを知っている。彼らはヨーロッパに行くことを選択しなかった。それでは、強度やスキルを向上させることはできない」とし、自国の代表チームの問題点を指摘している。

「国内の選手のほとんどは、外国人選手によって動かされており、攻撃については主体性がなく、ボールを持てば、常に外国人選手を探している。走る量もフィジカルコンタクトも非常に少ないため、マッダローニが中国リーグのインテンシティが低いことを指摘したのは、まったく間違っていない」

 サラリーキャップ制の導入より、大物選手の退団が続いている中国。国内の選手にとってはチャンスとなるが、代表の強化に果たして繋がるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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