「ウェールズ人よりはるかに劣る」故障離脱を繰り返すアザールの“稼働率”は歴代最低? 贔屓紙がベイル&カカと比較

2021年02月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「1億ユーロを投じた意味が…」

マドリーで苦戦が続いているアザールについてスペイン紙が痛烈に批判した。 (C) Getty Images

 ベルギーの至宝がマドリードで本領を発揮しきれずにいる。エデン・アザールだ。

 2019年6月に幼少期の憧れであったジネディーヌ・ジダン監督のいるマドリーに移籍したアザールだったが、ハムストリングの損傷などで中長期の離脱を繰り返し、チェルシーで放っていた輝きを見せられていない。今月3日には、左足大腿直筋を負傷し、「最低でも4~6週間の離脱は免れられない(スペイン紙『MARCA』)」と報じられた。

 スペイン上陸から約1年半で10度目の怪我を負ったアザール。無論、その貢献度に納得する者はいない。マドリードに拠点を構え、贔屓紙としても知られる『AS』は、「アザールはベイルとカカよりも悪い」と見出しを打った特集記事を掲載。同じくエース級の活躍が期待されながらも負傷に苦しんだガレス・ベイル(現トッテナム)とカカを比較し、「1億ユーロを投じた意味が問いかけられている」と断じた。
 
 加入後からの公式戦における"稼働率"を独自に算出した同紙は、ベイルのそれが62.6(3万6300分中1万7926分)パーセントで、カカは33.5(2万430分中6888分)パーセントだったことを紹介。そのうえでアザールが29.6(7350分中2176分)パーセントだったことを伝え、こうレポートした。

「アザールはマドリーと契約してから30パーセントもプレーしてない。それはあれだけ批判されたウェールズ人(ベイル)よりもはるかに劣る数字だ。この1年半で彼が積み重ねた数字には印象的なものではない。その真実は彼とクラブの不調を何よりも表わしている」

 一方で「アザールには修正する時間もある」とも綴った同紙は、24年6月までの契約を締結しているベルギー代表MFに「自ら道を切り拓くための余裕は与えられている」と今後の"復活"に期待を込めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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