【FC東京】「タイトルに手が届くと思っている」長谷川健太監督が見据える“リーグ制覇”への道筋。ポイントとなるのは「年間60ゴール」

2021年02月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

トレーニングマッチでは千葉、京都に2連敗

新加入のDFブルーノ・ウヴィニについては、「いつ入国できるか分からない。早くても4月以降だろう」と見通しを語った長谷川監督。写真提供:FC東京

 FC東京の長谷川健太監督は2月12日、キャンプ中の沖縄からオンライン上で取材に応じ、新シーズンに向けた手応えを語った。

 1月4日にルヴァンカップ決勝を戦ったFC東京は、例年よりも短い期間で開幕を迎える。そんななかでも、長谷川監督は「外国籍選手も自主隔離後に合流し、新加入選手の融合、順調に来ている。チームのコンディション自体は上がってきている」とし、新加入のDF蓮川壮大とMF青木拓矢の名前を挙げて、「早くもチームに溶け込んでいる」と満足した様子を見せた。

 さらに、「昨季はリーグ戦で55得点を目的にしていたものの、結局は一昨年から1ゴール増えた47得点だった。リーグタイトルを獲得するためには、新シーズンは60ゴール以上を目指していきたい」と目標を掲げた。

 現実的に年間60得点をクリアするためには、「昨季少なかったインサイドハーフの選手たちのゴール数をアップさせたい」とコメント。「組み合わせもいろいろ試し、さらなる攻撃の形を磨く必要がある。1日1日の練習を大切にしていきたい」と、開幕に向けて仕上げていくべき課題として挙げた。
 
 その一方で、「キャンプ自体は順調に来ています。練習試合の結果以外は…」と語るように、3日に行なわれたJ2のジェフ千葉との45分×3本のトレーニングマッチは2-3で敗戦。7日には、J2の京都サンガF.C.に2-6(45分×4本)と完敗するなど、キャンプの手応えが結果に結びついていない。

 しかし、4年目を迎える指揮官には焦りはない。「戦術的には浸透している。結果を細かく分析し、もう一度再確認して開幕に備えたい」とあくまでも前向きだ。

「僕はいつも現実路線。自分たちのできるところでやっていきたい。自分たちの出来る事をしっかりと出せればタイトルにも手が届くと思っている」

 悲願のリーグ制覇に向けて、経験豊富な指揮官には確かな道筋が見えているようだ。

 FC東京は、2月27日に行なわれるアウェーの浦和レッズ戦でシーズン開幕を迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事