「この日本人に足りないものはない。強いていえば…」冨安健洋とポーランド代表DFの“フル出場対決”に現地注目!「どんな監督でも喜ばせる」

2021年02月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ミハイロビッチはしばしば彼を称賛している」と紹介

ここまで全21試合にフル出場している冨安とグリク(右)。ともに最終ラインの要だ。 (C) Getty Images

 2月12日、セリエAでは第22節最初の試合が行われる。冨安健洋が所属するボローニャが、元監督のフィリッポ・インザーギ率いるベネベントをホームに迎える一戦だ。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は11日、両チームにはリーグトップのプレー時間を誇るフィールドプレーヤーたちがいると紹介した。今季のリーグ戦全21試合で先発フル出場している冨安とカミル・グリクだ。

 シニシャ・ミハイロビッチ監督が冨安を高く評価し、「守備の国」のメディアも認めているのは周知のとおりだ。今回の『Gazzetta dello Sport』紙も、冨安がプレー時間に加え、ボール奪還回数でもリーグ首位(214回、2位はローマのロジェール・イバニェスで186回)と紹介。「トミヤスにはすべての監督を喜ばせる才能がある。ユーティリティ性だ」と賛辞を寄せた。

「彼は戦術面で困惑することなく、自然に適応する。SBという役割で最高の結果を出した。ミハイロビッチはしばしば彼を称賛している」

 さらに、同紙は「サイドでプレーし、相手のゴールに近づくときは、相手を叩くこともできる」と、冨安の攻撃力も評価した。

「今季のセリエAでの2得点は、彼の技術クオリティをよく示している。アタランタ戦では甘美なタッチ、ウディネーゼ戦ではヘディングで得点。昨季のセリエA初ゴールも、ミラン戦でペナルティーエリアぎりぎりから見事な弾道を見せた」

【動画】「ありえないトリックだ」冨安健洋が披露した華麗なテクニックはこちら
 記事は「トッププレーヤーになるのに、このジョーカーの日本人に足りないものはない」と絶賛している。

「あるいは、ミハイロビッチが望むように狡猾さだけが足りないのかもしれない。ただ、それもじきに訪れると賭けられる」

 ミハイロビッチの薫陶を受け、カルチョ界で確かな地位を築きつつある冨安は、国内外のビッグクラブへのステップアップが期待されている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】果敢な攻め上がりからFW顔負けのフィニッシュ!冨安の今季初ゴール

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