先発落ちの久保建英が54分から出場も交代策が裏目に…ヘタフェは“保有元”マドリーに0-2完敗

2021年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

3枚替えで54分からピッチへ

保有元となるマドリー戦で5試合ぶりの途中出場となった久保。(C)Getty Images

 現地時間2月9日に開催されたラ・リーガ第1節の延期分で、久保建英が所属するヘタフェが王者レアル・マドリーと敵地で対戦した。

 0-3で完敗を喫した前節のセビージャ戦から中2日ということもあり、ホセ・ボルダラス監督は先発7人を入れ替え。自身の保有元との一戦となった久保も、そのセビージャ戦で守備に終われて精彩を欠いたこともあり、5試合ぶりにベンチスタートとなった。

 試合はマドリーが立ち上がりから圧倒的にボールを支配。開始14分には、CKにベンゼマがヘッドで合わせるも、シュートはGKのソリアに惜しくもセーブされる。左サイドのマルセロからパスを受けたモドリッチが左足で放った37分のシュートも、ソリアに阻まれた。

 スコアレスで折り返し、後半立ち上がり早々にも、ベンゼンの決定的なシュートを浴びるなど防戦一方のヘタフェは、54分に3枚替え。ポルティージョ、アンヘル、クチョを下げて、これまでレギュラーとしてプレーしていた久保、マタ、アレニャを投入する。加入初戦のエルチェ戦以来の途中出場となった久保は、得意の右サイドハーフに入った。

 その久保は58分、右サイドから持ち上がり、3人に囲まれながらもアレニャにパス。そこからククレジャに展開され、いきなりチャンスを構築する。

 しかし直後の60分、ヴィニシウスのクロスからベンゼマにヘディングシュートを叩き込まれ、先制を許す。さらに66分にも、久保をあっさりかわしてゴール前にするすると駆け上がったメンディに、マルセロのクロスを押し込まれ、追加点を奪われた。

 結果的に、攻撃的シフトにしたのが裏目に出てしまったアウェーチームは、その後もチャンスを作れず3試合連続のノーゴールで、0―2の敗戦。来シーズンのマドリー復帰を目指す久保もジダン監督の前でアピールすることはできなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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