「いくつかオファーをもらいましたが…」FC東京・原大智がクロアチア移籍を決断した理由を明かす! 恩師・長谷川監督からかけられた言葉とは?

2021年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨季はルヴァンカップの決勝やACLも経験

ルヴァンカップの決勝に先発させるなど、監督からの期待も大きかった原。新天地で恩返し弾を決められるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 FC東京からクロアチア1部・NKイストラ1961への完全移籍が内定しているFW原大智は2月7日、出国直前にオンライン上で会見を開き、旅立つ心境を明かした。

 原は「小学2年生から」FC東京の下部組織に所属。二種登録を経て18年にプロキャリアをスタートさせると、19年にはFC東京U-23で19ゴールを挙げ、J3得点王にも輝いた。J1デビューも飾った昨季は、リーグ戦で26試合に出場して3得点を記録。ルヴァンカップの決勝や、アジア・チャンピオンズリーグの舞台も経験した。

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 かねてから海外挑戦の意向を明かしていた21歳は、「いくつかオファーをもらった中で、すごく魅力的なチーム。実際に試合も見て、自分に合っていると感じました」と新天地を決めた理由を明かす。

 現地の言葉も分からず、地理的な情報も多くは得ていない。それでも「(191センチの)自分よりもデカイ選手がいると思うので、今までと違った部分を磨かないと輝けないと思う。試してみたい部分が強い」とピッチ上でのチャレンジを求めた結果だったという。
 
 FC東京でも「プロ1年目で全然活躍できなかったことはよく覚えている」。そんななか、トップチームの選手たちや、コーチと「練習できたことは大きな財産」となり、昨季はウイングでも経験を積んだことが「力に、良い経験になった」と成長を実感しているという。

 恩師の長谷川健太監督は「大智の強みでもある、地道に努力続けることが大事。大智ならできる」と言って送り出してくれたという。その期待に応えるためにも、得点量産を目指す。

「もっとFC東京に貢献してから行きたかった。このタイミングでチャレンジしたい気持ちが強くなって、(移籍を)決断をしました。みなさんに応援してもらえるような、喜んでもらえるような結果を出して、恩返しできるように頑張りたいと思います」

 この日の会見後に日本を出国するという原。その大きな身体に負けないくらいの特大のポテンシャルを秘める大器が世界に向けた羽ばたいた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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