「呪縛を断ち切った」AZ菅原由勢が今季2点目を奪い、勝利の立役者に! 現地メディアがMOMに選出

2021年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

2連敗していたチームを救う

今シーズン、右SBで先発出場を重ねている菅原。(C)Getty Images

 現地時間2月6日、日本代表DF菅原由勢が所属するAZは敵地でエメンと対戦し、1-0で勝利を収めた。

 チーム唯一となるゴールを決め、勝利の立役者となったのが、右SBで先発した菅原だ。71分、左サイドから仕掛けた味方からのクロスがファーに抜けた先に猛然と走り込み、右足でダイレクトシュート。見事にネットを揺らし、今シーズン2点目をマークした。

 AZはこの1点を守り切り、リーグ戦の連敗を2でストップ。3試合ぶりの勝利を手にしている。

 現地局『NOS』は「苦しんだAZはスガワラのヒットゴールにより勝利。日本人DFは試合後にカメラに向かって笑顔を見せ、『得点できたこと、チームの力になれたことを嬉しく思う』とコメント。"スガワラ監督"はとても満足そうだった」と伝えている。

 また、スポーツ専門チャンネル『ESPN』のオランダ版はこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに菅原を選出。現地紙『De Gelderlander』のニック・コック記者は「AZにとって非常に重要な勝利だった」と称え、菅原についてこのように評した。
 
「ユトレヒトとアヤックスに無得点で2連敗を喫していたチームにとって、この勝利は光明だ。苦しんでいたAZの呪縛をついに断ち切ったのは、右SBの菅原由勢だった。監督も手を焼いていたチームの状況をひっくり返し、チームに必要だった変化をもたらすことに成功した」

 菅原本人はクラブ公式チャンネルのインタビューに英語で応じ、「ゴールは嬉しいけれど、やっぱりチームの勝利が嬉しい」とコメント。自身のSNSにはゴール後のガッツポーズ写真を投稿し、「自分の得点でチームを勝たせることが出来て良かった」と綴った。

 この投稿には、ベルギーのアントワープでプレーしている三好康児が「#lupanthethird」と人気アニメ『ルパン三世』のタグで反応し、菅原は「次元大介の方です」とレスポンス。髭を蓄え、20歳ながら貫録が出てきた"後輩"を称えている。

 AZは次節、14日にホームでヘーレンフェーンと対戦する。同僚や地元サポーターから「ユキ」の愛称で親しまれ、AZ指揮官からも「頼りがいが増してきた」と評価されている菅原は、再びチームの勝利に貢献できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】菅原が決勝ゴールを決めた直後のセレブレーション! 試合後に英語でインタビューに応じる姿はこちら

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