スペイン紙が「サッカー史に残る伝説の13ゴール」を紹介!“神の手”、“パネンカ”に現役J戦士のV弾も

2021年02月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

“神の手”と同試合で“5人抜きゴール”も誕生

伝説の13ゴールに名を連ねた(左から)トレース、ジダン、メッシ。(C)Getty Images

 スペイン全国紙『AS』が現地時間2月5日付けで、「サッカー史に残る伝説の13ゴール」を紹介。時代を彩ったレジェンドの名が並ぶなか、Jリーガーも選出されている。

 年代順にリストアップされた当記事で1つ目に挙がったのが、元ウルグアイ代表FWアルシデス・ギジャが1950年のブラジル・ワールドカップ(W杯)決勝、ブラジル戦で奪った決勝点だ。儚くも散ったブラジル側からは「マラカナンの悲劇」として語り継がれる、記憶に残る一撃である。

 3つ目は1976年に行なわれたEURO決勝の西ドイツ戦で、元チェコスロバキア代表MFアントニン・パネンカが見せたPKだ。名GKゼップ・マイヤーの意表を突いたチップキックは伝説となり、今ではこの手法は彼の名を取り「パネンカ」として、サッカー界に定着している。

 4つ目には、昨年享年60で亡くなった元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナの"神の手"が登場。1986年メキシコW杯準々決勝のイングランド戦で生まれた伝説の一撃だが、この試合では同じく後世に名を残す"5人抜きゴール"も誕生している。

 8つ目は、元フランス代表FWジネディーヌ・ジダンがレアル・マドリー在籍時の2001-02シーズン、チャンピオンズ・リーグ(CL)決勝のレバークーゼン戦で披露した豪快ボレーだ。キャリア史上ナンバーワンとも言われる美弾は、ジダンが決めた最も印象深いゴールのひとつだ。

 そしてJリーグ経験者ふたりの名も。1人目がサガン鳥栖でプレーした元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスだ。数あるゴールのなかで、今回選ばれたのはEURO2008決勝のドイツ戦でのものだ。トーレスはこの得点で、スペインを11大会ぶり2回目の同大会制覇に導いた。

 そして2人目が元スペイン代表MFにして現役Jリーガーでもあるヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタだ。世界を代表する"魔術師"からは、2010年南アフリカW杯決勝のオランダ戦の延長戦で奪ったV弾が選ばれた。得点直後にユニホームを脱ぎ、亡き友人に向けシャツに書かれたメッセージを捧げたことでも、人々の記憶に鮮明に残るものとなっている。
 
『AS』が選出した「サッカー史に残る伝説の13ゴール」は以下の通り。

アルシデス・ギジャ(1950年/ブラジルW杯決勝)
マルセリーノ・マルティネス(1964/EURO決勝)
アントニン・パネンカ(1976/EURO決勝)
ディエゴ・マラドーナ(1986/メキシコW杯準々決勝)
ナイム(1995/カップウィナーズカップ決勝)
プレドラグ・ミヤトビッチ(1998/CL決勝)
ラウール・ゴンサレス(1998/インターコンチネンタルカップ)
ジネディーヌ・ジダン(2002/CL決勝)
リオネル・メッシ(2007/コパ・デル・レイ準決勝)
10 フェルナンド・トーレス(2008/EURO決勝)
11 カルレス・プジョル(2010/南アフリカW杯準決勝)
12 アンドレス・イニエスタ(2010/南アフリカW杯決勝)
13 セルヒオ・ラモス(2014/CL決勝)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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