「我々には理由があった」トゥヘル体制のチェルシーが初勝利! 智将ははなぜ4か月ぶり先発となるM・アロンソを起用したのか?

2021年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファンは「気持ちのいい勝利だ」と歓喜

プリシッチ(後ろ)のアシストでゴールを決め、胸元のエンブレムをアピールしたM・アロンソ。(C)Getty Images

 現地時間1月31日、プレミアリーグ第21節が行なわれ、チェルシーとバーンリーが対戦。トーマス・トゥヘル監督の新体制で2試合目となったこの試合は、2-0でホームチームが勝利を収めた。

 前節のトゥヘル体制初陣のウォルバーハンプトン戦をスコアレスドローで終え、勝点30で8位のチェルシーは、先発4人を変更。サプライズ起用となったのが、左ウイングバックで先発したマルコス・アロンソだ。

 M・アロンソのプレミアリーグ出場は、昨年9月26日に行なわれた第3節ウエスト・ブロヴィッチ・アルビオン(WBA)戦以来、4か月ぶり。前節のウルブス戦ではベンチ入りしていたものの、出場はしていなかった。

 先制点は40分にカウンターから、主将のセサル・アスピリクエタが奪う。前半をリードして折り返したチェルシーは、後半も主導権を握りながらもティモ・ヴェルナーやメイソン・マウントらがチャンスを決め切れずになかなか追加点が生まれない。

 そんななか、84分に決定的な仕事をしたのが攻守に奮闘していたM・アロンソだった。左サイドから持ち上がり、エリア内に侵入。後半から出場したクリスティアン・プリシッチからの浮き球のパスを胸、膝でトラップし、左足を振り抜いて豪快なボレーシュートを叩き込んだ。

 結局、この日のバーンリーをシュート1本の抑え込んだトゥヘル・チェルシーは2-0で勝利。同監督体制となって初勝利を挙げた。
 
 試合後、智将はM・アロンソの起用理由について記者に問われると、「理由がある」と説明したようだ。現地局『BT Sports』が報じている。

「(前節で先発した)ベン・チルウェルに不満があったからではなく、今日の試合ではセットプレーの守備強度を上げるために、より身長の大きな選手を選んだ。マルコスはこの役割に慣れているし、ボックスに入るタイミングも良い。最終的に彼が2点目を奪って試合を決めてくれたことに、非常に満足している」

 また、この初白星に、チェルシーのサポーターも非常に満足しているようだ。

 勝利を報告する公式SNSには4000件以上のコメントが殺到。「MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)はCHO(カラム・ハドソン=オドイ)。でも皆良かった」「M・アロンソが決めるなんて!」「変化が見えて違うチームになっていて、驚いている」「気持ちのいいクリーンシート、そして勝利だ!」など喜びの声が集まった。

 次節は2月4日、チェルシーで二度にわたって指揮を執ったジョセ・モウリーニョ監督が率いるトッテナムとのロンドン・ダービーとなる。注目を集める対戦となることは間違いないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】4か月ぶり出場のM・アロンソが叩き込んだ豪快なボレーシュートはこちら!

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