リバプールに緊急事態!マティプの負傷でまたCBが離脱…クロップ監督が補強に言及「信じられない、良いCBがいたら教えて」

2021年01月29日 ワールド

「CBを獲得しなければ驚きだ」

このマティプの故障で、リバプールのCBの層はますます手薄に…。(C) Getty Images

 2021年になってからプレミアリーグで初の白星は、王者リバプールとそのファンを安堵させた。一方で、彼らを心配されたのが、ジョエル・マティプの負傷だ。

 1月28日のプレミアリーグ第20節で、リバプールはトッテナムに3-1で勝利し、6試合ぶりに3ポイントを積み重ねた。消化が1試合多いが、首位マンチェスター・シティに4ポイント差としている。

 だが、リバプールは前半にマティプが足首を負傷し、後半からナサニエル・フィリップスを投入せざるを得なかった。フィルジル・ファン・ダイクやジョー・ゴメスの長期離脱など、リバプールがCBのやり繰りに苦労してきたのは周知のとおり。この試合でも中盤が本職のジョーダン・ヘンダーソンをCBで先発起用せざるを得なかった。

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 英公共放送『BBC』によると、ユルゲン・クロップ監督は試合後に「非常に奇妙な状況だ。今夜のことは助けにならなかった。深刻なことのようだ」と、マティプの負傷を嘆いた。

 主力の相次ぐ離脱で補強の必要性が叫ばれながら、クロップはこれまでCBの補強はないとの見通しを示してきた。だが、今回のマティプの負傷で、『BT Sport』に「リーズナブルな価格でわれわれが必要とするクオリティのCBがいたら連絡してくれ」と話している。

「われわれは(補強を)考えた。ずっと考えている。だが、正しいことをするのが大切だ。適切な選手を見つける必要がある。最終ラインに起きていることは信じられないよ」

 英紙『Daily Mail』によれば、元イングランド代表のリオ・ファーディナンドも、『BT Sport』で「クロップがオーナーの部屋のドアを叩いていないなら、わたしは驚くよ」と、補強必須との見解を示した。

「CBを獲得しなければ、彼らのシーズンはダメになり得る。補強しないと、MFを中盤から出ることになり、リバプールは弱くなる」

 コロナ禍の経済的打撃に苦しむ中、妥当な金額でリバプールにふさわしい選手を獲得するのは、クロップが言うように至難の業だ。冬のマーケットは、すでに残りわずかとなった。王者は、新たなCBを獲得するのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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