東京大学ア式蹴球部の新監督に林陵平が就任! 元Jリーガーにして海外サッカーマニアが異例の大抜擢

2021年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

Jリーガーが引退後すぐに大学監督に就任するのは超異例。

東京大学ア式蹴球部の新監督に就任した林陵平氏。写真:田中研治

 東京大学運動会ア式蹴球部は1月30日、新監督に元Jリーガーの林陵平氏が就任したことを発表した。

 現在34歳の林新監督は現役時代に186cm・80kgの大型ストライカーとして鳴らす。ヴェルディ・アカデミーと明治大学を経て2009年に東京ヴェルディとプロ契約し、翌年から柏、山形、水戸、ヴェルディ、町田、群馬を渡り歩き、2020年シーズンをもって引退。Jリーグ通算成績は300試合・67得点だった。

 Jリーガーが引退後すぐに大学監督に就任するのは超異例。過去には同じく元Jリーガーの林健太郎や岩政大樹が同大学のコーチを務めたが、OB以外で監督を務めるのは林が史上初だという。林新監督はリリースの中で以下のようなコメントを出している。

「この度、東京大学運動会ア式蹴球部の監督に就任する事となりました林陵平です。伝統ある東京大学運動会ア式蹴球部の監督を務めさせて頂ける事を大変光栄に思います。 そして、この機会を頂いた事に感謝申し上げます。チームの勝利と成長の為に日々精進していく所存です。宜しくお願い致します」

【動画】林陵平のゴールセレブレーション集はこちら!
 林と言えば、自他ともに認める「Jリーガー随一の欧州サッカーマニア」で、海外選手のゴールセレブレーションを取り入れて話題にもなっていた。現役時代から『ワールドサッカーダイジェスト』や『フットボリスタWEB』に連載を持ち、21年1月には自身初の著書『Jリーガーが海外サッカーのヤバイ話を教えます』(飛鳥新社)を出版するなどメディアでの活躍も期待される中、新たに指導者としての道も歩むことになる。

 東京大学ア式蹴球部は昨シーズンに東京都大学リーグ2部で2位に食い込み、新シーズンから1部リーグに昇格する。日本最高峰の頭脳を誇る集団が、元Jリーガーにして海外サッカーの知識も豊富な林新監督の下でどんな戦いを見せるのか。要注目だろう。

構成●サッカーダイジェストWEB編集部

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