「堅牢な日本人が…」フランクフルトが好転した3つの理由を独メディアが分析! 長谷部誠の“存在感”にも言及

2021年01月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

7試合負け無し、長谷部は全試合に先発出場

先日37歳になった長谷部。ブンデスの最前線でその存在感は絶大だ。 (C)Getty Images

 長谷部誠と鎌田大地が所属するブンデスリーガのフランクフルトが好調だ。リーグ戦はここ7試合で負け無し(5勝2分)で6位に浮上している。

 この好調ぶりを、独メディア『SPOX』は「アイントラハトは、後半戦に向けて夢のようなスタートを切っている」と称え、「5位以上に与えられる来シーズンのチャンピオンズ・リーグ、ヨーロッパリーグへの出場権獲得も視野に入ってきたといえるだろう」とし、好調の要因を3つの要素に絞って紹介している。

 ひとつ目は、守備面での若手の成長が著しい点としている。

「先日現役引退を発表したダビド・アブラアムの穴は大きいかと思われた。だが、マルティン・ヒンターエッガーが中央を務め、ゴール前をケビン・トラップが守る。経験豊富なベテランに加えて、頼もしい若い選手がいる。21歳エバン・エヌディカはシーズン当初から見違えるように強くなった点は見逃せない。また、アブラアムの後継者とも考えられるトゥタもだんだんとそのポテンシャルを示すようになってきた」
 
 そしてふたつ目の原因とされているのが、中盤の底でコンビを組む長谷部誠と、ジブリル・ソウのふたりの「完璧に補完し合う」関係だ。

「中盤のコンビは、試合数を重ねるごとに安定感を増している。リベロだったマコト・ハセベを6番に移動させるというアディ・ヒュッター監督のアイデアは賢明だった。堅牢な日本人プレーヤー(ビーレフェルト戦では7割のデュエル勝利率を記録した)と、1年半ぶりにフランクフルトに到着した23歳のソウは、お互いを完璧に補い合っている」

 そして三つ目が、「攻撃陣の駒が揃った点:としている。絶好調のアンドレ・シウバに加え、アミン・ユネスとアイメン・バルコク、鎌田大地というアタッカー、そしてレアル・マドリーからレンタルで帰還したルカ・ヨビッチの存在が「チームにとっては何よりも最高のラインナップを実現している」としている。

 フランクフルトは30日にヘルタ・ベルリンと対戦する。長谷部、そして鎌田の活躍にも期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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