「改善した意味がない」初めて“沈黙”した久保建英を、ヘタフェ指揮官はどう評価した? HTに伝えた修正点とは――

2021年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クボはたくさんのことをもたらしてくれる」

加入後3試合目の久保を指揮官はどう評価した? (C)Getty Images

 現地時間1月25日に開催されたラ・リーガ第20節で、久保建英が所属するヘタフェは、アスレティック・ビルバオにアウェーで1-5の完敗を喫した。

 4-2-3-1の右サイドハーフで2試合連続の先発出場を果たした久保は、キックオフ直後に右サイドで敵のパスをカットし、開始18秒で奪ったマルク・ククレジャの先制弾の起点となった。

 だが、その後は相手に押し込まれる展開のなか、なかなかボールに触れず、クロスを2回送り込んだ以外は、チャンスを作り出すことができなかった。

 ホセ・ボルダラス監督は試合後、この日の久保について「あまり試合に関われなかった」と評した。スペイン紙『MARCA』が伝えている。

【画像】久保を起点に!ヘタフェが決めた衝撃の18秒弾はこちら
「ビルバオの守備が非常に強力だったので、今日のタケはあまり試合に参加できなかった。ハーフタイムで、もっと内側にでプレーするように伝えた。右ウイングに近い位置にいて、(敵左SBのミケル・)バレンシアガは立ちはだかっていたからね。それで、少しは関われるようになったが、失点してしまってはその改善も意味がない」

「圧倒的な敗戦であったため、チームの攻撃を評価することはできない」と続けた指揮官は、日本代表MFへの信頼を強調した。

「クボはたくさんのことをもたらしてくれるので、満足している。 今日は皆が悲しんでいる。次の試合について考えなければならない」

 加入後にチームはいきなり今シーズン初の2連勝と、カルレス・アレニャとともに劇的な変化をもたらした久保。この試合では結果を残せなかったが、ボルダラス監督の評価は高く、継続してスタメンで使われていく可能性は高そうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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