「ファミリーの一員になれてうれしい」智将トゥヘルがチェルシーの新監督に就任! パリSG解任からわずか1か月で1年半契約を結ぶ

2021年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

ランパード解任が発表された翌日の就任発表

昨年末にパリSG監督を解任されたトゥヘルが、チェルシーの新指揮官に就任した。 (C)Getty Images

 現地時間1月25日に、クラブのレジェンドであるフランク・ランパード監督を解任したチェルシーは、翌26日、後任にトーマス・トゥヘルが就任すると発表した。

 トゥヘルはこれまで、トップチームとしてはブンデスリーガのマインツとドルトムント、リーグ・アンのパリ・サンジェルマンを指揮。昨年末にパリSGの監督を解任されたばかりだが、約1か月で再びメガクラブの指揮官の座に収まることになった。

 今冬から1年半契約(1年の延長オプション付き)を結んだ47歳のドイツ人指揮官は、「フランク・ランパードの仕事と、彼がここで築いた財産に最大のリスペクトを抱いている。こうして新しいチームに出会い、サッカー界で最もエキサイティングなリーグで戦うことが待ち遠しい。チェルシーのファミリーの一員になれたことに感謝している」と述べている。また、ディレクターのマリーナ・グラノフスカヤ氏も「シーズン途中という難しい時期ですが、ヨーロッパで最高の監督を迎えられることを嬉しく思う」と歓迎した。

 現地メディア『football.london』は、「トゥヘルにとっては、ドルトムント時代の教え子であるクリスティアン・プリシッチや、パリSGで絶大な信頼を寄せていたチアゴ・シウバとは"再会"だ。彼らの存在、そしてドイツからイングランドに渡った、カイ・ハベルツやティモ・ヴェルナー(弟子であるユリアン・ナーゲルスマンの教え子)が今後のチームを左右する可能性がある」と伝えている。

 初陣は27日に予定されているホームでのウォルバーハンプトン戦になる見込み。昨シーズンにスター軍団を巧みに操舵してチャンピオン・リーグの決勝に導いた智将は、リーグ9位に沈む名門を立て直すことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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