【FC東京】森重真人が語る“J1制覇への鍵”。「忘れてはいけないのが…」

2021年01月26日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

アウェー7連戦もひとつの試練に

 一昨季はクラブ史上最高位のJ1・2位、昨季はルヴァンカップを制覇。この2シーズンで確かな結果を残しているFC東京が今季、目標とするのは当然ながら念願のリーグ優勝だ。長谷川体制4年目となるシーズンでも不動のレギュラーとして活躍しそうな森重真人は、その目標を達成するために何が鍵と考えているのだろうか。

「忘れてはいけないのが昨季のリーグ戦で6位だったこと。ここはしっかりと見ないとダメです。ACLがあったからと皆どこかで言い訳を考えているからこそ『6位でもまあ……、ルヴァンカップで優勝したからまあ……』みたいなスタンスになってしまいますが、リーグ戦は6位でしたからね。一昨季の2位から昨季は6位と順位を落としているので、そこを把握しないと。やっぱりリーグ戦で安定した戦いをして、最後まで優勝を争うチームにならないといけない」

 ルヴァンカップの優勝にいつまでも浸ることなく、リーグ戦で順位を落とした事実にしっかりと目を向けてチーム力を高める。それこそJ1制覇への鍵と、森重はそう主張したいのだろう。
 
 2021年シーズンの戦いに挑むチーム編成を見ると、昨季の主力は鹿島からレンタル中だったレアンドロを含めてほぼ残留。そこにバランサーの青木拓矢、攻撃性能に優れた渡邊凌磨といった即戦力を加えており、戦力はまずまず充実している。J・オマリの去就が未確定のCB、ベテラン不在のSBに不足感はあるものの、覇権争いに絡めるだけのチーム力は間違いなくある。

 気になるのはリーグ戦の日程だ。東京五輪の関係で7月~8月にかけてアウェー7連戦が組まれており、ひとつの試練に映る。ポイントは、そこまでにどれだけ勝点を奪えるかだろう。比較的ホームゲームが多い序盤戦でロケットスタートを切れるか。そのあたりもリーグ制覇への鍵となるはずだ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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