「長く暗いトンネルを抜けた」ジダン不在の試合で1G1Aのアザールにスペイン紙称賛! しかし、現地ファンの評価は…

2021年01月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

今季のリーグ戦2点目をゲット

監督不在のチームを勝利に導く活躍をしたアザール。 (C)Getty Images

 現地時間1月23日、ラ・リーガ第20節が行なわれ、レアル・マドリーは4-1でアラベスに勝利。カリム・ベンゼマが2ゴール、エデン・アザールが1得点・1アシストの活躍で、公式戦の連敗ストップの原動力となった。

 前日に新型コロナウイルスの陽性が判明したジネディーヌ・ジダン監督に代わり、アシスタントコーチのダビド・ベットーニが指揮を執ったこの一戦、守備の要であるキャプテンのセルヒオ・ラモスも欠くなど、万全の状態とは言えなかった。

 そんななか奮起したのが、加入して1年半、結果を残せずに批判を浴びていたアザールだ。41分に繊細なタッチでベンゼマのゴールをアシストすれば、その5分後には、トニ・クロースの正確なパスを見事なトラップから左足でネットを揺らし、3点目を奪ってみせた。今シーズンのリーグ戦2点目は、マドリーでのアウェー戦初ゴールとなった。

 この活躍を、スペイン紙『MARCA』は「ついにアザールは、光明を見つけた」と伝えている。
 
「アザールは彼の信頼するコーチが元気に戻ってくると信じ、調子を上げ始めたようだ。長く暗いトンネルを抜け、この日のパフォーマンスは目を見張るものがあり、自らのゴール、そしてベンゼマのゴールのお膳立てをする様子は、まるで最高潮の彼が戻って来たかのようだった」

 だが、同紙がウェブ上で実施した「この試合をきっかけに、長いトンネルにいたアザールの状況は変わると思うか?」という読者アンケートでは、2万票近い投票の結果、「ベストパフォーマンスはこの試合のみだけだろう」という厳しい意見が42%を占めた。

 以下、「彼自身をリセットするためにゴールが必要だった」が34%、「この結果はジダンが正しかったことを証明している」が14%、「まだ出口は見つかっていないだろう」が10%という結果になった。

 R・マドリーは消化試合が2試合少ない状態で首位に立つアトレティコ・マドリーとの勝点差を4ポイントとした。次節、30日に行なわれるレバンテ戦でも、アザールは周囲の厳しい声を黙らせる活躍を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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