「次のソン・フンミン? 妄想だ」中国メディアがイ・ガンインの“悪癖”を問題視!「韓国のマスコミは信じているようだが…」

2021年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

ソン・フンミンと比較して足りない部分は?

契約更新を拒否しているイ・ガンインは今シーズン限りでのバレンシア退団が濃厚視されている。(C) Getty Images

 隣国のホープについて特集したのが、中国のポータブルサイト『テンセント』だ。1月21日、「2人目のソン・フンミンというのは妄想だ。韓国のスターが悪い習慣を変えなければ、プレミアリーグへの参加も失敗する」と題して、バレンシアの韓国代表MFイ・ガンインに苦言を呈している。

 記事は、「欧州の舞台で最も活躍している韓国人選手はトッテナムのソン・フンミンだが、ティーンエージャーのイ・ガンインもかなりの注目を集めている」と紹介。その19歳が、2022月6月で満了するバレンシアとの契約の更新を拒否しているとし、「クラブの競争力が年々低下していると考えており、成長を遂げるために今年の夏に移籍を求めるだろう」と綴っている。

 また、スペイン紙『MARCA』の情報として、マンチェスター・シティが非常に関心を持っているとし、「シティには(ケビン・)デ・ブルイネをはじめ優れたMFがいるため、いい選択肢ではない。プレー時間を増やしたいのなら十分ではない。時間を無駄にする可能性がある」と指摘した。

【動画】中国メディアが「未熟」と指摘! イ・ガンインがセルヒオ・ラモスに見舞った衝撃の3連続キックはこちら
 そのうえで、「韓国のメディアは、イ・ガンインが次のソン・フンミンになると信じているようだ。たしかに才能があり、ソン・フンミンの同じ年齢の時より目立っている。だが、ソン・フンミンは才能だけでなく、勤勉さとクオリティの高さによって今日に至っている」とし、若きレフティの問題点を挙げている。

「イ・ガンインは(昨シーズンに)セルヒオ・ラモスに3度の蹴りを見舞い、退場となった。このような愚行は、彼の未熟さとプロ選手に対するリスペクトの欠如を象徴していた。先輩として、ソン・フンミンはこの点で彼よりもはるかに優れていた。ソン・フンミンはコートでは感情的になる面もあるが、周囲に対して非常に謙虚で敬意を払い、相手をリスペクトしている」

 最後に「プレミアリーグでプレーしたいなら、まず"男"になる必要がある」として、精神面の成熟が必要にあると断言。「彼の力はまだそのポイントに達していないので、ソン・フンミンになることはできない。プレミアリーグに急ぐのは良い選択ではない」と締めくくった。

 果たして、退団が濃厚視されている"韓国の至宝"は、偉大な先達の後を追ってイングランドへと向かうのか。注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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