【FC東京|新体制発表】新戦力の渡邊、青木、阿部が語った「加入の決め手」は?

2021年01月25日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

昨季限りで現役引退した吉本一謙がスタッフ入り

新戦力の3人。左から阿部、青木、渡邊。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 2021年1月25日、FC東京の新体制発表会が行なわれた。新ユニホームの発表、ファッションショー、選手のトークセッションなど様々なコンテンツで構成されており、濃密なイベントとなった。いきなり始まったファッションショーにチャット上のファン・サポーターの中には驚きを隠せない方も多数いる印象で、斬新なショーとなった。

 大金直樹社長が「1年間通して戦えるチームを考えての編成にしました」とコメントし、新ユニホーム発表で安部柊斗、森重真人、東慶悟が登場した今回の新体制発表会で発表されたのが、昨季限りで現役引退した吉本一謙のスタッフ入り。FC東京のアカデミー出身で、プロとしてもFC東京などで活躍した吉本がスカウティングマネジメント部に配属されたのは心強い。未来のFC東京のために、どんな人材を発掘するのか楽しみである。

 また選手のトークセッションではまず、ルーキー組として大森理生と蓮川壮大が登場。FC東京U-18から昇格した大森は「FC東京を代表する選手になりたい」と決意を述べ、明治大から加入した蓮川も「東京の中心となれる選手になりたい」とコメントしていた。ちなみに、目標としている選手を訊かれた蓮川は「森重選手」、負けたくないクラブは?」との質問に大森は「カテゴリーは違いますが、東京V」と答えた。

 続く新戦力組のトークセッションでは渡邊凌磨、青木拓矢、阿部伸行が登壇。加入の理由について、J2山形から個人昇格を果たした渡邊は「迷いましたが、J1で戦ってみたいという気持ちがあった。どれだけ自分がチームに関われるか頑張りたい」、浦和から移籍してきた青木は「タイトルを狙えるチーム。そこに向かって貢献したい」、トライアウトを受けた阿部は「即決。一番いいクラブから声をかけてもらいました」と回答していた。

 ちなみに、今季のリーグ戦でいきなり古巣との対戦となる青木は「もうちょっと先のほうがよかった(笑)。浦和にはホーム、アウェーでも勝ちたい」とコメントしていた。
 
 トークセッションのラストを飾ったのは安部、森重、東の3人。森重は新シーズンに向けて「明日からキャンプなので、身体を作ろうと考えています」と話せば、東も「改めて始まるなと。明日からのキャンプを楽しみにしています。次はシャーレを掲げたい」と抱負を述べている。昨季、プロ1年目で大活躍した安部は2年目に向け「1年目の経験を生かして、複数のタイトルを獲得したい」と力強い言葉を残した。

 イベントの最後に登場した長谷川健太監督も「今季はシャーレを掲げる。それ以上でもそれ以下でもない。全身全霊をかけて戦いたい」と締めていた。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 

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