【C大阪|新体制】柿谷、ヨニッチら放出で揺れるも実力者が多数加入!梶野強化部長は「補強は継続中」と明言

2021年01月22日 サッカーダイジェスト編集部

期待が懸かるのは、クルピ監督の手腕

新体制を行なったC大阪。前列左から進藤、原川、新井、森島社長、クルピ監督、為田、大久保。後列左から鳥海、加藤、松田力、松本、松井。

 セレッソ大阪は1月22日、始動会見を開催。森島寛晃社長、梶野智チーム統括部長、レヴィー・クルピ監督、そして新加入選手が出席した。

 4度目のクルピ体制となる今季、掲げる最低限の目標は「トップ3」だ。

 そのために梶野氏は昨年までの課題として挙げた選手層に厚みをもたらすべく、「他クラブの主力として出ていた選手を獲得」(梶野チーム統括部長)。J1ですでに実績を残している進藤亮佑や原川力の他、J2で活躍した新井直人、為田大貴、松田力らを加え、戦力の底上げを図った。さらに水原三星からオーストラリア代表FWのアダム・タガート、セアラーからブラジル人CBのチアゴも加え、スカッドを整えた。
 
 一方でエースナンバーの8番を背負った柿谷曜一朗や、守備の要を担ったマテイ・ヨニッチ、守備のマルチロール木本恭生らの放出は痛手。梶野チーム統括部長は柿谷とM・ヨニッチについて「もちろんクラブとしても残ってほしい選手ではありましたが、本人の意思を尊重した形になっている。ただ、それに代わる選手を獲得できている」と語ったが、その穴を埋めるのは簡単ではないだろう。

 またGKもキム・ジンヒョンと新加入の松井謙弥のふたりのみ。梶野チーム統括部長は「補強は継続中」だと明言する。

 そんな状況で期待が懸かるのは、クルピ監督の手腕だ。「セレッソに戻ることが出来て非常に嬉しく思います。今年最後にみんなが笑える環境を作れるように頑張っていきたい」と意気込む新指揮官が、新たなチームをいかに機能させていくか。目標達成のために巧みなチームマネジメントが問われる。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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