「19年間ありがとうございました!」元日本代表・山岸智が現役引退。所属したクラブと家族に感謝

2021年01月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

2018年から2020年まではVONDS市原でプレー

左から、千葉、川崎、広島、日本代表時代の山岸。19年の現役生活にピリオドを打った。(C)SOCCER DIGEST

 関東1部リーグのVONDS市原は1月21日、2020シーズンで退団したMF山岸智の現役引退を発表した。

 千葉県出身で現在37歳の山岸は、ジェフユナイテッド千葉の下部組織時代にクラブユース選手権優勝、2001年のJユースカップで大会得点王などの実績を残し、2002年にトップチーム昇格。03年より監督を務めたイビチャ・オシム氏に見いだされ、同年にプロデビューを飾り、その後レギュラーに定着した。オシム氏が2006年に日本代表監督に就任すると、A代表にも招集された。

 その後、川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島、当時J3の大分トリニータなどを経て、2018年からVONDS市原に所属していた。
 
 現役引退を決断した想いについて、山岸はクラブのホームぺージで以下のように明かしている。

「2020年をもって引退する事に決めました。19年というプロキャリアを築けた事を誇りに感じ、今後の人生にしっかり活かせるように、第二の人生を楽しみたいと思います。今まで共に戦って頂いたジェフ千葉、川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島、大分トリニータ、VONDS市原の関係者の皆さん本当にありがとうございました!そして何よりも僕を1番近くで支えてくれた家族に対して本当に感謝を伝えたいと思います。19年間本当にありがとうございました!」

 千葉時代は2005、06年のリーグカップ2連覇、怪我にも苦しんだ広島時代にはJ1リーグを3度(2012、13、15年)制し、大分ではJ3優勝&J2昇格と歴任のクラブで多くの功績を残してきた。

 大分の公式ツイッターでは「山岸智選手、お疲れ様でした。2016、2017年と大分トリニータで先頭に立ちクラブも牽引いただきありがとうございました。ぜひまた現役の疲れを癒しに、おんせん県大分に」と引退を労うメッセージも投稿されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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