J１リーグ１stステージ・５節
鹿島アントラーズ-アルビレックス新潟
４月12日（日）／19:00／県立カシマサッカースタジアム
 
鹿島アントラーズ
リーグ成績（４節終了時）：11位　勝点４　１勝１分２敗　６得点・７失点
 
【最新チーム事情】
●チーム得点王・金崎のリーグ４戦連発なるか。
●広州恒大戦で劇的決勝弾の高崎が１トップの先発復帰。
●公式戦６戦勝ちなしから現在２連勝中と復調気配。
●U-22日本代表の植田と豊川が帰国後初のベンチ入りへ。
 
【担当記者の視点】
　上り調子の若鹿が、公式戦３連勝を狙う。
 
　４月３日の４節では、苦手の鳥栖に逆転勝ち。同７日のACL・広州恒大戦もロスタイム弾で競り勝つなど波に乗り始めた。
 
　その広州恒大戦で決勝点を挙げた高崎が先発復帰すると見られる。本人も起死回生の一発には手応えを感じたようで、モチベーションは右肩上がりだ。
 
　カイオが早くも出場停止となったため、リーグ３戦連発中の金崎は左MFで起用されるだろう。顔面を踏みつけられた鳥栖DFキム・ミンヒョクの謝罪も受け入れ、気持ち良くプレーできる心境になっている。
 
　また、U-22日本代表の植田と豊川が、マレーシアから帰国後初のベンチ入りが濃厚。リオデジャネイロ五輪のアジア１次予選を突破した勢いを、チームにも持ち込みたい。

【J１展望】１stステージ・５節｜全９カードの予想布陣、最新情報
 
アルビレックス新潟
リーグ成績（４節終了時）：15位　勝点４　１勝１分２敗　５得点・８失点
 
【最新チーム事情】
●厚みを増したFW陣。キーマンは上り調子の山崎。
●R・シルバと周囲のコンビネーションも向上。
●大井と舞行龍のCBコンビを軸に粘り強く守る。
 
【担当記者の視点】
　R・シルバや田中、指宿といったタレントが並び、競争が激しいFW陣は、各選手が試合ごとにアピールしながら状態を上げている。
 
　４月８日のナビスコカップ・鳥栖戦で決勝点を挙げた山崎もそのひとり。ペナルティエリア内での勝負強さを結果に結びつけ、決勝点で勝利に貢献した。柳下監督から「もっと自分から動き出してほしい」とリクエストされたのも、期待の裏返しだろう。鹿島戦はスタメン起用もありそうだ。
 
　現在、３ゴールを挙げているR・シルバは、周囲とのコンビネーションが向上し、縦へ抜け出すスピードがより生きる環境ができつつある。相手の厳しいマークに対しては、周囲を有効に使うなど、シンプルなプレーが増えてきた印象だ。
 
　また、大井と舞行龍ジェームズのCBコンビも密にコミュニケーションを取っている。鳥栖戦同様の粘り強い守備が期待できるだろう。

【J１ PHOTOハイライト】１stステージ・４節